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研修の効果測定、人事の本音…3割以上が効果測定「十分にできていない」と回答

2022.12.06

ユームテクノロジージャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:松田しゅう平、以下、ユームテクノロジージャパン)は、研修の効果測定に関する実態調査を実施した。

調査概要

調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年11月7日〜同年11月8日
有効回答:社内研修を担当している大企業(従業員数1,000名以上)の人事担当者108名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
出典元:UMU(ユーム)

研修の「効果測定」を行う重要性の高まり

研修の「効果測定」を行う重要性の高まり

「Q1.あなたは、実施した研修の『効果測定』をする重要性は高まっていると思いますか。」と質問したところ、94.5%が高まりを実感していることがわかった。

「効果測定」を十分に行えているか

「効果測定」を十分に行えているか

「Q2.あなたのお勤め先では、実施した研修の『効果測定』が十分にできていると思いますか。」と質問したところ、7割近くが「そう思う」と回答した。

研修の効果測定を行うレベル

研修の効果測定を行うレベル

Q2で「そう思う」と回答した方に、「Q3.研修の『効果測定』をどのくらいのレベルまで実施していますか。」と質問したところ、「認識(知っている)」が22.9%、「理解(自分の言葉で表現できる)」が25.7%という回答となった。

研修の「効果測定」が十分にできていない理由

研修の「効果測定」が十分にできていない理由

Q2で「そう思わない」と回答した方に、「Q4.研修の『効果測定』が十分にできていない理由を教えてください。」と質問したところ、「成果との明確な繋がりが見出せないため」が75.8%で最多となった。

約6割が研修の成果は「受講者の成長実感度合い」と捉えると回答

約6割が研修の成果は「受講者の成長実感度合い」と捉えると回答

「Q6.あなたは、研修の成果を何と捉えていますか。」と質問したところ、「受講者の成長実感度合い」が58.3%で最多となった。

理想として、9割以上が「研修」と「業績」の連動を希望

理想として、9割以上が「研修」と「業績」の連動を希望

Q6で「業績の向上」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.理想としては、研修と業績は連動してほしいと思いますか。」と質問したところ、9割以上が「そう思う」と回答した。

9割が、理想としては研修後の「行動変容」につなげてほしいと望む声

9割が、理想としては研修後の「行動変容」につなげてほしいと望む声

Q6で「受講者の行動変容」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.理想としては、研修後に気付きを得て、行動変容につなげてほしいと思いますか。」と尋ねたところ、9割が「そう思う」と回答した。

まとめ

2021年6月に改定が行われた人的資本の情報開示について義務化されたことで、人的資本開示のためにさまざまな要項が可視化され始めている。今後は、人的資本として企業の無形資産である研修の実施状況だけでなく研修効果の情報を求める投資家も増えてくるのではないだろうか。