尼崎の中小企業メーカー、マスク着用緩和に伴い売上低迷の危機？

株式会社ショウワ（本社：兵庫県尼崎市）は、2023年3月13日以降のマスク着用緩和に対する消費者の意向を本拠地である尼崎の住民並びに飲食店や施設に焦点を置き、自社調査を実施した。調査の結果、3月13日以降も「マスクを付ける」派は約65％という結果になった。

調査結果

調査の結果、3月13日以降も「マスクを付ける」派は約65％という結果となった。理由としては、「コロナ感染防止のため」が最多となっている。続いて、回答者の男女比で見ると、「マスク付ける派」は女性が60％、「マスクを付けない派」は男性が55％であった。

今後の事業方針

ショウワでは2020年の春、世の中がマスク不足に陥った中、機械メーカーという異業種であるにも関わらず新たにマスク生産事業に乗り出した。もともとは社会貢献という観点で開始した事業であり、尼崎市とも災害協定を締結している関係も有り、常時60万枚の在庫を持ち、有事の際には市民に提供できる体制にしている。今後も引き続きマスク生産は続けていくが、5類移行による販売低迷という事になると方針転換する時が来る可能性もあるとしている。

株式会社ショウワについて

ショウワは業務用食器洗浄機及び工業用洗浄機の自社開発を進める技術先行型メーカーとして「洗浄のプロ」の道を歩んできた。同社のモノづくりのモットーは顧客満足第一主義。お客様のニーズを的確に捉えた製品を世に送るべく、プロの機械設計技術集団として着実に施術を積み重ね開発に尽力してきた。また、同社は環境保全が人類共通の重要課題であることを再認識し、企業の地域における社会貢献や環境コミュニケーションへの基本方針を打ち出し、省資源・省エネをはじめとする地球環境負荷低減に積極的に取り組むとしている。

会社名：株式会社ショウワ
所在地：〒661-0978 兵庫県尼崎市久々知西町2-6-36
代表者：藤村俊秀（ふじむらとしひで）
設立：2002年（平成14年）
事業内容：
業務用洗浄機（コンテナ・機械部品・精密部品・食器、他）の企画・設計製造にはじまり、センサー開発、ロボット開発など、ニッチ分野のマシン製造及びシステム構築を手掛ける。屋台骨である洗浄機事業、なかでも大型洗浄機の分野においては、メーカーとして圧倒的なシェアを獲得。顧客の課題・ニーズを的確に汲み取り、“オンリーワン商品”を提案する企業として注目を集めている。

まとめ

マスク着用の緩和が始まったが、5類移行までは着用を続ける人も多そうだ。コロナ禍のマスク不足がきっかけでマスク生産事業に参入した企業は、今後の対応を検討していることだろう。