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中途採用担当者88.2%が「直近1年で採用難度が高まった」

2023.03.29

株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:酒井哲也)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、コロナ禍以降に即戦力人材の採用を積極的に実施する企業の増加を受け、企業の中途採用担当者とビズリーチ会員を対象に中途採用に関するアンケートを実施した。

88.2%が直近1年で即戦力人材の採用難度は高まったと実感

88.2%が直近1年で即戦力人材の採用難度は高まったと実感

即戦力人材の採用の難度が高まったと感じている中途採用担当者は、88.2%にのぼった。2021年に実施した同様の調査(※)と比較すると11.1ポイント増加しており、とりわけ「全体的に難度が上がっていると感じる」の回答については13.4ポイントも増加していることから、優秀な人材の獲得競争がさらに激化していることがうかがえる。

「経営者」「事業部門責任者」から届くスカウトが効果的

「経営者」「事業部門責任者」から届くスカウトが効果的

ビズリーチ会員にアンケートをとったところ、スカウトを受け取った経験のあるビジネスパーソンのうち86.6%がスカウトを受け取ったことをきっかけに、その企業への興味・関心や転職意欲が高まった経験があることがわかった。

また、スカウトの送信者に関するアンケートでは、特に「経営者」「事業部門責任者」から届くと魅力的に感じるビジネスパーソンが多い傾向があった。

企業がスカウトを送る場合には、自社をアピールし採用につなげる狙いから採用選考の前段階としてカジュアルな面談を実施することが一般的になってきているが、カジュアルな面談でどのような情報を得ることを期待するか質問したところ、「業務内容や期待される役割」と回答した人が74.3%と最も多く、次いで「自身にスカウトを送った理由」が48.6%となった。

「スカウトを送信する候補者の選定」をしている事業部門は5割程度

現在の人事・採用部門と事業部門との役割分担について質問したところ、事業部門が実施している項目としては「1次・2次面接」「人材要件・応募要件の設計」など選考に関する内容が高い結果となり、「スカウトを送信する候補者の選定」は52.3%、「スカウト文の作成」は40.4%にとどまった。

調査概要

調査内容:中途採用について
調査期間: 2023年2月13日~2023年2月19日
対象:(1)「ビズリーチ」を導入している企業の中途採用担当者 (2)ビズリーチ会員
有効回答数:(1)272件 (2)693件
調査主体:ビズリーチ調べ
回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合がある。

中途採用に関するアンケート

まとめ

企業は従来のように人事のみで採用活動を行うのではなく、事業部門を巻き込んだ採用を進めていく必要があることがうかがえる調査結果となった。参考にしていただきたい。