クラウドワークスがAIスキルに特化したワーカーのリスキリング支援サービスを提供開始
企業と個人をつなぐオンライン人材マッチングプラットフォームを運営する株式会社クラウドワークス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:吉田 浩一郎)の100%子会社で、AI事業を展開する株式会社AI techは、6月3日より、AIスキルに特化したリスキリングサービス「クラウドワークスAI道場」の提供を開始した。本サービスは、AIスキルの提供を通じ、対面式で副業実践を支援。スキル習得を支援する講師には、実際にそのスキルを活用して副業を行う各分野のAIスペシャリストを招き、副業未経験者に対して案件獲得の支援も行う。
副業希望者に新たな報酬獲得手段と活躍機会を提供
2022年11月のChatGPTの登場以来、株式会社クラウドワークスが運営するクラウドソーシングサービス「CrowdWorks.jp」では、AIを活用した仕事の発注が増加しているという。同社は2024年1月にはAI関連の仕事が昨年同月比3倍となったことを報告している。
また同社によれば、AI関連の仕事の報酬はそれ以外の仕事と比較して2倍以上高い傾向があることから、AIスキルを持つ人材の需要の高さがうかがえるという。
こうした状況を受けて同社は、副業希望者に対し、新たな報酬獲得手段と活躍機会を提供すべく、本サービスの提供を開始した。
先行体験者として子育て中や定年退職後などが実際に受講。在宅での副業が実現したことへの喜びの声や、第二の人生の充実につながったという声が寄せられているようだ。
まとめ
帝国データバンクが2024年5月に発表した「人手不足に対する企業の動向調査(2024年4月)」によれば、ITエンジニアが不足する「情報サービス」では、18カ月連続で7割以上の人手不足割合が続いているという。IT人材の不足という観点からも、AIスキルを習得することは今後のキャリア形成に影響をもたらす可能性が高い。
1コースから受講ができる本サービスは、副業希望者のみならず、幅広い需要が見込まれるのではないだろうか。今後の展開にも注目したい。
人手不足に対する企業の動向調査(2024年4月)(帝国データバンク)