ダイレクトリクルーティングが失敗する企業の特徴とは? VARIETAS調査

書類選考から一次面接を担当する「AI面接官」を開発するスタートアップ、株式会社VARIETASは、人事3000名を対象にした独自の調査資料を公開。調査データより、新卒ダイレクトリクルーティングがうまくいかない原因を4種類に分類し、ダイレクトリクルーティングが成功する企業・失敗する企業の特徴、および成功へのアプローチを紹介した。
調査概要
調査主体:マクロミル・同社調査
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:新卒採用業務の経験を有するメンバースタッフ〜役員以上までの男女
調査地域:全国
調査期間:2023年10月〜2024年6月
有効回答数:3101人
出典元:株式会社VARIETAS
ダイレクトリクルーティングへの期待感の高まりを受けて

同社は新卒採用における課題を解決することを目指し、「AI面接官」の開発・提供を行っている。今回、矢野経済研究所「新卒採用市場の現状と展望2020年版(※)」を引用し、新卒採用におけるダイレクトリクルーティングの年平均成長率は59%と、他の新卒採用手法を大きく引き離している実態があると説明。また、業界最大手のダイレクトリクルーティングサービスに登録する企業は、2018年から2022年の約4年の間におよそ3倍にも成長をしているという。
このように、ダイレクトリクルーティングへの期待感が高まる中で同社は「新卒ダイレクトリクルーティングを導入したにもかかわらず、思うような成果が出ない」「新卒ダイレクトリクルーティングに興味があるが、効果が知りたい」という新卒採用人事がいると想定。
そこで同社は、25卒採用に関わった人事担当者に対して、ダイレクトリクルーティングに関する調査を実施した。その結果、ダイレクトリクルーティングと相性が悪い企業の特徴や、失敗の理由などが明らかになったという。
公開した資料ではさまざまな外部データも用いて、ダイレクトリクルーティングを導入する際に失敗を避けるためのアプローチや解決策について、詳しく解説している。
※出典元:2020年版 新卒採用支援市場の現状と展望(株式会社矢野経済研究所)
公開資料ダウンロードページ
まとめ
人材獲得に向けて企業が能動的にアプローチするダイレクトリクルーティングは、ミスマッチの低減や企業の知名度の低さを補える点があり「攻め」の採用活動として注目されている。しかし同社が指摘するように、全ての企業が成果につながっているわけではないだろう。
導入にあたっては、利用するダイレクトリクルーティングサービスと自社の希望や予算が合っているか、しっかりと確認する必要がある。また、ダイレクトリクルーティングの実施にあたって、十分な人的リソースが確保できるかというのも重要なポイントである。社内に十分な人的リソースがない場合は、代行サービスやアウトソーシングなどの活用も視野に入れなければならない。
今後ダイレクトリクルーティングの導入を検討しているのであれば、同社が公開した資料も参考にしながら、自社での導入が成果につながるかを見極めてみてはいかがだろうか。