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「ハラスメントの指導を受けた管理職を見聞きしたことがある」経営者・中間管理職の8割 ミイダス調査

2024.11.27

ミイダス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:後藤喜悦)は、経営者・役員200名と、部下が3名以上いる中間管理職(部長・課長相当)200名を対象に、ハラスメントに関する実態調査を実施。企業で起きたハラスメントの実態や、悪用事例(自己保身や嫌がらせ目的でハラスメントではない行為をハラスメントと主張したり捏造する行為)について明らかにした。

調査概要

調査概要:ハラスメントに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年3月27日〜3月28日
有効回答:経営者・役員200名、部下が3名以上いる中間管理職(部長・課長相当)200名
出典元:ミイダス株式会社
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない

約8割が「ハラスメントに関する指導や処分を受けた管理職」を見聞きしている

約8割が「ハラスメントに関する指導や処分を受けた管理職」を見聞きしている

同社はまずはじめに「Q1.あなたは、お勤め先でハラスメントに関する指導や処分を受けた管理職を見聞きしたことがありますか。」と質問。「1度以上ある」と回答した経営者・役員は79.0%、同様に中間管理職は77.5%となり、ともに8割近くが見聞きした経験があると回答したことが明らかになった。

続いて、Q1で「何度もある」「数回程度ある」「1度だけある」と回答した人を対象に「Q2.その指導や処分に対して、どのような考えを持ちましたか」と、複数回答で質問。経営者・役員(n=158)では「当然の措置だと思った(55.7%)」「仕方がないが可哀想だと思った(37.3%)」、中間管理職(n=155)では「当然の措置だと思った(65.8%)」「仕方がないが可哀想だと思った(27.1%)」と回答したという。

ハラスメント悪用事例「発生した/発生しそうになった」が約7割

ハラスメント悪用事例「発生した/発生しそうになった」が約7割

次に同社は、ハラスメントの悪用事例について調査。「Q3.あなたの会社で発生した/発生しそうになったハラスメントの悪用事例があれば教えてください。(複数回答)」との質問に、経営者・役員では「人間関係のトラブルをハラスメントと偽る(37.0%)」「自身の業務不足を隠すための申告(24.5%)※」、中間管理職は「人間関係のトラブルをハラスメントと偽る(29.5%)」「自身の業務不足を隠すための申告(29.0%)※」と回答している。「発生した/発生しそうになったことがない」を除くと、約7割が何らかの悪用事例を見聞きしている実態が明らかになった。

※自身の業務不足を隠すための申告:自身の業務怠慢や業務の進捗遅れやなどを隠すためにハラスメントではない行為をハラスメントと偽る、または、捏造する悪用事例

まとめ

ハラスメント対策の強化において、管理職に対する指導や処分は適正に行っていく必要がある。それ以上に、ハラスメントや、今回の調査で挙げられた悪用事例を予防するために、日頃からの研修やサポートの体制を充実させることが重要だろう。

本調査では、対象の約8割がハラスメントに関する指導や処分を受けた管理職を見聞きしており、いかに身近な問題となっているかがわかる。自社における対応策が十分なものとなっているか、見直す機会としていただきたい。

厚生労働省が運営するハラスメント対策の総合情報サイト「あかるい職場応援団」では、職場のパワーハラスメント対策に取り組む企業へのインタビュー記事などが掲載されている。参考にしてみてはいかがだろうか。

参考:「社内でハラスメント発生! 人事担当の方」他の企業はどうしてる?(あかるい職場応援団/厚生労働省)