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約8割が自社に最適化されたAIを導入・検討 FutureRays調査

2025.03.07

FutureRays株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:中井崇幸)が提供する「AIコンパス」は「自社に最適化された生成AIを活用したツール開発の実態」に関する調査を実施。企業の自社に最適化された生成AIへの意識やその活用実態などを明らかにした。

調査概要

調査期間:2025年2月17日~2月20日
調査方法:インターネット調査
調査対象:企業に勤務する会社員でAIの導入を担当している人(20代~60代の男女)
調査人数:442名
モニター提供元:RCリサーチデータ
出典元:【プレスリリース】生成AIを業務で活用している人の割合は約4割!FutureRays株式会社「生成AIの業務活用に関する実態調査」を実施(FutureRays株式会社)

自社に最適化されたAIの導入状況と導入目的

自社に最適化されたAIの導入状況と導入目的

本調査ではまずはじめに、自社に最適化された生成AIを活用したツールの開発、導入状況について質問。「すでに導入している(44.3%)」「現在、導入を検討している(36.7%)」との回答が約8割を占めることが判明した。

続いて、自社に最適化された生成AIを活用したツールを開発・導入した目的を尋ねる項目では「データ分析・予測(49.5%)」「定型業務の最適化(42.9%)」「アイディア創出の支援(39.8%)」との回答が上位に並んだ。さらに、続く4位以降にも回答率30%を超える回答が複数並んでいることから、多岐にわたる目的が存在していることがわかる。

ツール開発・導入に要した期間と費用

ツール開発・導入に要した期間と費用

次に本調査では、生成AIを活用したツールを開発・導入するまでに要した期間について質問。「1年以上(25.0%)」「4~6カ月(24.0%)」「1~3カ月(20.4%)」との回答が上位に並んでおり、導入にかかる期間は企業によって大きく異なることが明らかになった。

また、どの程度の投資(費用)が必要だったか尋ねる項目では「500万円以上(26.5%)」「100万円以上~300万円未満(24.5%)」「50万円以上~100万円未満(18.9%)」との回答が上位だったという。前問同様に上位回答の幅が広く、投資額についても企業によって様々だということがわかった。

課題と成果 今後の予定は?

課題と成果 今後の予定は?

続いて開発・導入する際に直面した課題を尋ねる項目では「社内に開発・運用の知見や人材が不足していた(19.4%)」「データセキュリティやプライバシー保護の対応が必要だった(18.4%)」という回答が多く寄せられている。

さらに導入前に期待していた成果と実際の成果にギャップはあったか尋ねる項目では「概ね期待どおりの成果が得られた(35.2%)」「期待どおりの成果が得られた(30.1%)」「期待以上の成果が得られた(18.4%)」と、8割以上の企業で導入前の期待に沿う成果を得られていることが明らかになった。

最後に本調査では、自社に最適化された生成AIを活用したツールの開発・導入を今後どのように進めていく予定か質問。その結果「既存システムとの連携を強化し、統合を進める(34.7%)」「現行の生成AIツールを継続的に改良し、最適化を進める(34.2%)」「社内のAI活用リテラシーを向上させる(34.2%)」との回答がTOP3に並んだという。

まとめ

自社に最適化されたAIを導入・検討している企業が8割を超え、さらにそのうちの8割が期待通りもしくは期待以上の成果を得ていることが明らかになった。今後はシステム面と人的な面での最適化を図ることに重点を置く企業が多いようだ。

開発・導入にかかる期間やコストについては上位回答の幅が広く、企業の規模や開発内容により様々であることも判明しており、短期間・低コストでの開発・導入が可能なケースもあるようだ。今後、自社に最適化されたAIの活用を検討している企業はぜひ参考にしていただきたい。