満足度No.1の働き方はフルリモート勤務? プロフェッショナルバンク

株式会社プロフェッショナルバンク(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:呑田好和)のHR研究所は、在宅勤務と出社勤務の両立が可能な業界で勤務しているビジネスパーソンを対象に、働き方や働きやすさに対する意識調査を実施。感染対策ではなく、仕事の効率化や生産性の観点から支持の高いリモートワークと、対面でのコミュニケーションやチーム連携に長けた出社勤務を比較し、働き方および働きやすさに関するビジネスパーソンの本音を探った。
調査概要
「在宅勤務」と「出社勤務」の働き方のホンネに関する意識調査
調査期間:2025年4月11日~2025年4月17日
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
調査人数:1075人(フルリモート勤務:353人、完全出社勤務:355人、ハイブリッド勤務:367人)
調査対象:在宅勤務と出社勤務の両立が可能な業界で勤務しているビジネスパーソン
*対象業界:IT・情報通信、不動産、金融・保険、マスコミ・広告、コンサルティング、クリエイティブ・デザイン、開発、EC事業、その他
調査元:株式会社プロフェッショナルバンク
出典元:【プレスリリース】ビジネスパーソンに聞いた<在宅勤務or出社勤務、働き方のホンネに関する意識調査>満足度No.1の働き方は約9割の支持でフルリモート勤務者、「通勤の有無」が満足度を左右しているという結果に(株式会社プロフェッショナルバンク)
働き方別の満足度「フルリモート」が突出して高い傾向

本調査ではまずはじめに、現在の働き方(フルリモート or 完全出社 or ハイブリッド型)に満足しているか質問。その結果、フルリモート勤務者は「非常に満足(51.0%)」が最も多く、次いで「やや満足(39.4%)」「やや不満(8.2%)」「非常に不満(1.4%)」が続いたという。
完全出社勤務者は「やや満足(48.2%)」が最多で「やや不満(25.1%)」「非常に不満(13.5%)」「非常に満足(13.2%)」という結果に。また、ハイブリッド型勤務者は「やや満足(61.0%)」「非常に満足(23.7%)」「やや不満(12.3%)」「非常に不満(3.0%)」との結果が報告された。
「非常に満足」と「やや満足」を足した満足度では「フルリモート:90.4%」「ハイブリッド型:84.7%」が特に高いことがわかる。一方で「非常に満足」だけを見ると、フルリモートは過半数を超えるのに対し、ハイブリッド型は約2割にとどまっており、満足度の高さで言えばフルリモートが突出していることが明らかになった。
働き方別に見る「満足している理由」

続いて本調査では、フルリモート勤務者で、現在の働き方に「非常に満足」「やや満足」と回答したビジネスパーソンを対象に、満足している理由について質問。最も多い回答は「通勤による身体的・精神的疲労がない(51.1%)」で、次いで「通勤に必要だった時間を有効活用できる(40.8%)」「通勤の諸費用を削減できる(24.1%)」が続き、通勤に関する項目が上位に並んだという。
一方で、完全出社勤務者の場合は「オフィスの方が業務に集中できる(46.3%)」が最多となり「すぐに報告・連絡・相談ができる(38.1%)」が続いたことが判明。業務をスムーズに進行する上で出社が効果的となっていることが、満足度に影響しているようだ。
ハイブリッド型勤務者では「通勤による身体的・精神的疲労が軽減される(61.7%)」「ワークライフバランスが調整しやすい(40.8%)」「業務内容に合わせてリモート or 出社を選べる(34.4%)」「適度な距離感で人間関係が築ける(30.6%)」が上位に。「通勤がない日」が存在することによるメリットが、満足度へとつながっている様子がうかがえる。
まとめ
それぞれの働き方に対するビジネスパーソンの本音を明らかにした本調査。フルリモート勤務者における「非常に満足」の割合が突出して高い点は、特に注目したいところだ。満足している理由のトップ3はいずれも通勤に関する項目となり、通勤がなくなることの恩恵は大きいと考えられる。
一方で同社は、本調査において「孤独感」や「コミュニケーションの課題」といった、フルリモートならではのデメリットも明らかになったと報告しており、フルリモート勤務者に向けた心理的ケアの必要性も示唆されている。メリット・デメリットはどのような働き方であっても存在しており、それぞれに合わせたフォロー体制や制度の充実によって、満足度を高めていくことが重要だろう。
同社は本調査と併せて、企業経営者/人事の約1000人を対象とした『「在宅勤務」と「出社勤務」の働き方の制度運用に関する意識調査』を参考にすることで、経営視点での制度運用の意図も把握することができ、働き方に対する意識の変化を実感できると提言している。こちらもぜひ参考にしていただきたい。
参考:【プレスリリース】経営者/人事に聞いた<在宅勤務or出社勤務、働き方の制度運用に関する意識調査>いずれの働き方も8割超が自社の制度運用は適当であると回答、理想の制度運用はハイブリッド型が圧倒的に人気(株式会社プロフェッショナルバンク)