掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

SmartHRが新機能「マネジメント育成計画」提供開始 経営幹部やリーダー育成を支援

2025.06.20

株式会社SmartHR(本社:東京都港区、代表取締役CEO:芹澤雅人)が運営するクラウド人事労務ソフト「SmartHR」は、経営幹部やリーダー育成を支援する「マネジメント育成計画」機能を6月19日より提供。育成対象者の人選や育成方法を決定する「人材育成会議」の実施・運営を効率化し、再現性のある人材育成体制を構築することで、企業の持続的な成長を支援すると発表した。

経営幹部やリーダー人材の育成を支援する新機能

経営幹部やリーダー人材の育成を支援する新機能

同社は労働供給の不足などを背景に人材獲得競争が激化するなかで、将来を担う経営幹部やリーダー人材の育成が、多くの企業にとって喫緊の経営課題となっていると分析。マネジメント育成が仕組み化されていない企業では、経営者や上司の経験、勘に頼った人選や育成が行われているケースもあるという。さらに、人事部門のリソースの不足、部下の育成を任される上司の業務負荷の高さ、育成に必要な情報の不足など、一人ひとりに適切な育成を行うためには多くの課題が存在すると同社は指摘する。

そこで同社は「マネジメント育成計画」機能を提供開始。計画的なマネジメント育成に有効とされる「人材育成会議」の実施・運営をサポートするという。同会議では、マネジメント候補者の発掘・選定から育成計画の策定、育成状況の進捗管理までを議題とし、客観的かつ戦略的な人材育成方針を決定。多様な視点を持ち寄り議論を行うことで、組織全体の育成と登用の最適化まで検討できるようになり、タレントプール(マネジメント候補者)の可視化、組織全体での育成文化の醸成にも貢献するという。

同社が提供を開始した「マネジメント育成計画」機能は「人材育成会議」における準備から当日の議論、その後の育成進捗の管理まで一連のプロセスを提供するもの。これにより、人事部門や上司の負担を軽減し、初めて「人材育成会議」を行う企業でもスムーズに取り組めるという。また「SmartHR」に蓄積された従業員の経歴、人事評価、従業員サーベイなどの客観的なデータを活用することで、客観的データに基づいた質の高い育成計画の策定が可能となるようだ。

出典元:SmartHR、経営幹部やリーダー育成を支援する「マネジメント育成計画」機能を提供開始(株式会社SmartHR)

まとめ

同社は今後、人材育成を担当する上司の支援や、人事部門による育成状況の把握をサポートする機能の拡充を予定。さらに、AIを活用した育成計画のアドバイス、ポジションに求められる要件提示、育成候補者の推薦といった機能の開発、育成状況を把握するためのタレントプールの可視化を検討しているという。

採用競争が激化する中で、より一層人材育成に重きをおくという企業も少なくないだろう。特に組織の持続的な成長を支えるリーダーや経営幹部の育成には、注力していく必要があると考えられる。そうした中で同社の新機能は多くの企業で重宝されていくのではないだろうか。今後の展開にも注目したい。