2026年1月「国内景気」大企業は横ばいも中小・小規模で悪化 TDB調査
株式会社帝国データバンク(以下:TDB)は、全国2万3859社を対象に2026年1月の国内景気動向について、調査・集計を実施。景気DIは前月比0.6pt減の43.8と、8カ月ぶりに悪化したことを報告した。先月に続き、規模別の集計結果に着目して概要を紹介する。
調査概要
調査期間:2026年1月19日~2026年1月31日
調査方法:インターネット調査
調査対象:調査対象2万3859社、有効回答1万620社、回答率44.5%
調査機関:株式会社帝国データバンク
出典元:2026年1月の景気動向調査(株式会社帝国データバンク)
改善基調のなか、年末商戦や旅行需要の反動で足踏みか
TDBは2026年1月の景気DIについて、前月から0.6pt減の43.8と、8カ月ぶりに悪化がみられたことを報告した。年末商戦や旅行需要の反動や大雪での外出抑制などが影響し、個人消費関連で落ち込みが目立っている。
一方で、株価の上昇などで金融市場は堅調。AI投資やソフト開発なども好調で、省力化・デジタル化の動きは底堅く推移している。
TDBは「家計の実質購買力の回復が、今後の持続的な成長を支えるポイントになる」と解説する。しかし、総選挙後の経済政策の実行や長期金利の上昇など、懸念材料も多くあるなかで先行きの不透明感は拭えない。今後の動向についてTDBは「横ばいでの推移」を見込んでいる。
大企業は横ばいも、中小・小規模はそろって悪化
「大企業」(48.7):前月比横ばい
『製造』では12業種中9業種が上向いた一方で『建設』は悪化がみられるなど、大企業は前月から横ばいでの推移となった。
「中小企業」(42.9):前月比0.7ポイント減
中小企業は4カ月ぶりに悪化。仕入れ単価の高止まりなどで落ち込んだ「飲食点」を含む『サービス』の不調が、下押し要因になったとみられている。『運輸・倉庫』も、年末年始商戦後の消費の一巡で荷動きが減少し、悪化している。
「小規模企業」(42.0):前月比0.8ポイント減
小規模企業は2カ月ぶりの悪化となり、特に『小売』は9業種中7業種で落ち込みがみられたという。悪天候による人出の減少や、節約志向の高まりが影響したようだ。
まとめ
12月には4カ月ぶりに全規模でそろって改善がみられ、8年ぶりに7カ月連続での改善となった国内景気だが、ここへきて再び悪化へ。
特に中小・小規模企業での減少が大きく、個人消費関連の落ち込みが影響していることが示唆されている。TDBは横ばいでの推移を見込んでいるが、今後の先行きも不透明な中でどのような動向になるか、注目したい。













