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休職者への挨拶文例 出産、病気、介護など場面別に紹介~オフィスのお役立ちコンテンツ

2026.03.04
広瀬敬代

同僚や上司、あるいは取引先の担当者が、出産や育児、病気療養、介護といった理由で、一カ月以上の長期休暇に入る場面は少なくありません。休職の知らせを受けた際、お見舞いやエールの気持ちを込めたメールを送りたいと考える方も多いでしょう。しかし、お相手の状況を深く気遣いながらも、心からの元気づけとなるメッセージを送るには、どのような配慮が必要なのでしょうか。本記事では、メッセージを送る際の基本的なマナーや、ケースごとに押さえておきたい大切なポイントを紹介します。

メッセージは「タイミング」と「プレッシャーを与えない」ことが大切

休職に至る背景は、一人ひとり異なります。メッセージを送る際に最も意識したいのは、相手の状況を見極めた「タイミング」と、プレッシャーを感じさせない「言葉選び」です。また、出産や育休といった「慶事(お祝い事)」の場合と、病気や怪我、介護、被災などの「不測の事態」の場合では、配慮すべきポイントが大きく異なる点に注意しましょう。

メッセージを送るタイミングについては、以下を参考にしてください。

●出産や育休の場合
・出産や育休に入る前に送るのが基本
・親しい同僚などの場合は、お休みに入ってから声をかける、手土産をもって訪問するのもおすすめ

●病気、ケガ、介護、被災の場合
・休職のお知らせをいただいたら、できるだけ早めにお見舞い文を送る
・病気やケガで手術を控えている場合は直前直後を避ける
・深夜や早朝にメールを送るのはご法度。相手が起きている日中の時間帯に送る

なお、休職の知らせに対する返信では、時候の挨拶は省略しても差し支えありません。本題として、お相手を思いやる前向きな言葉を綴り、ネガティブな表現は避けるよう心がけましょう。

出産・育休はお祝いの気持ちを伝えつつ、過度な期待は控える

人生の大きな節目である出産。お祝いの言葉を贈ることは大切ですが、度を越した表現には注意が必要です。出産は喜びが大きい反面、当事者にとっては不安も尽きないデリケートな時期でもあります。家族や体調の状況、あるいは本人の心中は、外からは見えない多様なケースがあることを常に念頭に置き、相手の心に寄り添う温かな言葉を選びましょう。

●メッセージを送るときに伝えたい事柄は4つ
・「おめでとう」など祝福の気持ちを伝える
・「いつもありがとうございます」など感謝の気持ちを伝える
・「ゆっくり過ごしてください」など身体を気遣う気持ちを伝える
・「復帰をお待ちしています」「お戻りになるまでしっかり職場を守ります」など戻る場所があることを伝える 
※プレッシャーに感じる人もいるので立場によっては避ける

●メッセージで避けたい言葉
・「がんばって」「元気な赤ちゃんを……」などのプレッシャーを与える言葉
・性別などの子どもに関する言葉
・「出産は大変ですが」「これからつらいかもしれませんが」などの不安を煽る言葉

●産休に入る人へのメッセージ例
■上司宛
〇〇さん、おめでとうございます。いつも大変お世話になっております。〇〇さんにご指導いただいたことを活かし、戻ってこられたときに、少しでも成長した姿を見ていただけるようにがんばります。どうぞ、お身体に気を付けてお過ごしください。お仕事に復帰された際は、またご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

■先輩宛
〇〇さん、この度はおめでとうございます。仕事で困った時はいつも助けてくださり、ありがとうございました。しばらくお会いできないのはさみしいですが、お戻りになるまで職場は私たちにお任せください。産休中は仕事のことを気にせずにゆっくりとお休みください。

■部下・後輩へ
〇〇さん、ご懐妊おめでとう。いつも一生懸命仕事に励んでくれたことをとても感謝しています。今までがんばってくれた分、ゆっくりお休みしてください。何か困ったことがあったら連絡ください。また、一緒に働ける日を楽しみにしています。

■育休後の先輩から後輩へ
〇〇さん、おめでとう。私が子どもの熱で仕事を休んだ時にフォローしてくれてありがとう。今度は私がフォローする番だから、何か困ったことがあったら気軽に連絡ください。また、一緒に働ける日を楽しみにしています。

■取引先から産休の連絡をいただいた場合
産休に入られるとのこと、この度はおめでとうございます。
ご丁寧に連絡いただき、ありがとうございます。
今後の仕事につきましては承知いたしました。
お身体に気を付けてお過ごしください。
〇〇さんとまた一緒にお仕事できる日を心待ちしております。


●育休に入る人へのメッセージ例
この度はお子様のご誕生、おめでとうございます。
育休中の仕事のことは気にせずに、ご家族との時間を大切にお過ごしください。復帰後には、ぜひお子様のお話を聞かせてくださいね。

療養・介護などの場合は詳細を問わず、他事例と比較しない配慮を

病気や怪我、あるいは介護や被災といった、やむを得ない事情で休職される方にとって、その心痛は計り知れません。具体的な症状や状況がわかればサポートもしやすいものですが、本人から詳しく語られない限り、こちらから詳細を尋ねないのがビジネス上のマナーであり、心遣いでもあります。

仕事の進捗に関する具体的な相談や、「一日も早く良くなってください」といった復帰を急かすような表現、また「苦しい」「重ね重ね」などの忌み言葉は避けたいものです。

また、過去に似たようなケースを知っていたとしても、状況は人それぞれ異なります。安易に比較した助言をするのは控え、メッセージの最後には「返信はお気遣いなく、今はゆっくりとお休みください」と一言添えるのが、最善の配慮と言えるでしょう。

●病気・ケガ療養の場合のメッセージ例
件名:(謹んで)お見舞い申し上げます

○○様
ご連絡ありがとうございます。(先ほど〇〇さまからお聞きし)
入院された(不慮の事故に遭い怪我をされた)とのこと、大変驚いております。心よりお見舞い申し上げます。
業務などで気がかりなことも多いかと存じますが、〇〇部一同で頑張りますので、
(●●の件につきましてご心配のことと存じますが、〇〇様に引き継いでいただき進行しております。)
ご無理なさらずゆっくりと静養されてください。ご返信には及びません。
まずは取り急ぎ、メールにて(書中にて)お見舞い申し上げます。
〇〇様の回復を心よりお祈り申し上げます。


●介護の場合のメッセージ例
○○様

お母様(お父様)の(ご病気で)介護をされているとうかがいました。
介護に尽力されていること、心から尊敬しています。介護は簡単なことではないと聞いています。お母様にとっても大きな心の支えになっていることでしょう。
お母様の身の回りのお世話で、さぞご心配されているのではと存じますが、〇〇様の体調も不安です。頑張りすぎず少しでもリフレッシュできる時間をとれますよう、心からお祈り申し上げます。


※介護のメッセージの場合は、すでに懸命に尽力されている相手に対し、「頑張って」という言葉は時に重荷となってしまうことがあります。「心より応援しております」といった、相手の苦労や心労を少しでも和らげ、支えとなるような言葉選びを心がけましょう。

●被災した方へのメッセージ文例(メールの場合)

急啓 この度は被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
台風(豪雨・地震)による災害の様子を伺い、驚いております。貴社の事務所は無事だったとのことで何よりですが、従業員の皆様やご自宅の被害が大きかった地域にあるとのこと、さぞかし大変でいらっしゃると言葉も見つかりません。(まずは当座の使用にと思い、別便で心ばかりのお見舞いをお送りしました)微力ですが、弊社もできるだけご協力したいと思っております。何かお役に立てることがありましたら遠慮なくお知らせください。
どうか1日も早く平穏な日常に戻れますようお祈りしています。
早々

※被災した方へのメッセージは可能な限りお見舞いのしるし(現金や日用品など)も送るようにしましょう。

お見舞いのメッセージは、休職される方を励まし、その不安を少しでも解消するための大切なコミュニケーションです。ビジネス上の関係であっても、まずは一人の人間として相手の立場に立ち、真心を込めた言葉を届けたいものです。