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組織のパーパスを示すリーダー、部下を主体的に【コーチング研究所調査】

2022.10.17

株式会社コーチ・エィ(代表取締役社⻑:鈴⽊義幸)は、コーチング研究所の調査レポート「組織のパーパスを示すリーダー VS 変化を推進するリーダー」をアップデートし、最新版を公表した。このレポートでは、「組織のパーパスを示すリーダー」の部下は、「変化を推進するリーダー」の部下と比較すると、「自己効力感」が高く、「主体的なアクション」を起こしていることが明らかになっている。

本調査について

本調査について

今回の調査は、2012年9月~2018年2月に行われた前回調査のデータに、2022年3月までのデータを加えて再分析したもの。期間の延長に伴い、対象人数も2,220人から4,402人へと大幅に増加した。

本調査では、リーダーに期待する要素として最も回答が多かった2つの項目、「パーパスを示すこと」と「変化を推進すること」に着目。今回の再分析では対象人数が大幅に増加したが、結果については前回と変わらず、リーダーが組織の存在意義について部下と対話することは、部下一人ひとりが自信を持ち、積極的に新しい行動を起こす後押しになっていることがわかった。

「組織のパーパスを示すリーダー」とは、新しい視点ややり方を取り入れることよりも、組織のパーパス、つまり存在意義や方向性について部下と対話することを優先しているリーダーを指す。一方、「変化を推進するリーダー」とは、新しいやり方を積極的に取り入れることを最優先し組織のパーパスについてあまり部下と対話をしないリーダーを意味する。

なお前提として、これら二つのリーダー群には、平時のコミュニケーションレベルの差はないという。

調査概要

調査対象:リーダー310人の部下、4,402人
調査内容:Leadership Assessment (LA)
調査期間:2012年10月~2022年3月

本調査結果の詳細はこちら

コーチング研究所とは

コーチング研究所(CRI)は、株式会社コーチ・エィのリサーチ・研究部門。 リーダーの行動や業績向上を実現する際の「人と人」の関係性に着目し、 コーチ・エィが培ってきた「組織へのコーチング」の経験と数多くのリサーチ実績をもとに、人と組織の状態を可視化する活動をしている。また、コーチング研究所のリサーチデータは新商品の開発や既存のサービスの品質向上に活用されている。

まとめ

リーダーの部下との所属する組織の存在意義や方向性についての対話は、部下一人ひとりが自信を持ち、積極的に新しい行動をおこす後押しになっていることが明らかとなった本調査。人材育成や人事計画の参考にしてみては?