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上司との会話に苦戦する新入社員は「離職意向」が高まる傾向に【2023年 若手社員の意識調査(社会人1年目)】

2023.11.27

累計13000社400万人以上の組織開発・人材開発を支援する株式会社ラーニングエージェンシー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:眞﨑大輔)および人と組織の未来創りに関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所では、2023年8月2日~8月7日の期間で、社会人1年目の300名に対し、入社前後のギャップに関する意識調査を行った。

ラーニングイノベーション総合研究所「若手社員の意識調査(社会人1年目)入社前後のギャップの実態」

昨年同社が実施した若手社員の意識調査の結果(※)では、社会人1年目の7割が入社前後で「生活リズムや社会人としての考え方」にギャップを感じると回答。そのギャップを難しいと捉えた新人は『辞めたい・不安』の感情につながりやすい結果が明らかとなった。転職市場が活発化する中、若手社員の早期離職は採用・教育コストが水泡に帰するだけでなく、既存社員の業務負担の増加や企業のイメージダウンにも繋がるため、経営課題のひとつとして問題視されている。そこで同社では、社会人1年目の直面するリアリティショックを探るべく、今年も入社前後のギャップに関する調査を行った。

2022年度 若手社員の意識調査(社会人1年目)

約7割が「生活リズム・社会人としての考え方の習得」にギャップ

約7割が「生活リズム・社会人としての考え方の習得」にギャップ

社会人1年目の新入社員(以下『新人』)に対し、生活リズムや社会人としてのマナー、仕事の量や難易度、上司との関わりなど、9つの項目について、入社前後にギャップを感じたか質問。結果、昨年と同様に全ての項目で約6割の新人が何らかのギャップを感じていることが明らかとなった。特に「生活リズムや社会人としての考え方(顧客志向・当事者意識など)の習得」は約7割もの新人がギャップを感じており、昨年同様最大の割合となった。

ポジティブなギャップ とネガティブなギャップ

ポジティブなギャップ とネガティブなギャップ

ポジティブに感じる回答を抽出したところ、「上司とのコミュニケーション」が最も高く、30.3%の新人が『想定よりもとてもフランクで話しやすい・フランクで話しやすい』と回答した。

次に、ネガティブに感じる回答を抽出した結果、「生活リズムや社会人としての考え方(顧客志向・当事者意識など)の習得」を『想定よりもとても難しい・やや難しい』と回答した割合が47.4%と最大の割合になった。

上司とのコミュニケーションのギャップをネガティブに捉える約24%『会社を辞めたい』

上司とのコミュニケーションのギャップをネガティブに捉える約24%『会社を辞めたい』

「上司とのコミュニケーション」を想定よりも話しにくいと感じた新人は、『会社を辞めたくなった』と回答する割合が23.9%と最大の割合になった。「上司からの仕事のアドバイス」「上司からスキルアップのサポート」も同様に、『会社を辞めたくなった』が26.8%、23.9%と、他項目と大差をつける結果となっている。

まとめ

2023年入社の新入社員も昨年同様6割以上が入社前後に何かしらのギャップを感じていることが明らかとなった。また、上司との関係を、想定よりも話しにくいとネガティブに捉える新人は、『会社を辞めたい』と考える傾向があり、新人にとって上司の影響力の高さが見受けられる。入社前、入社後のコミュニケーションにおいてネガティブなギャップを減らし、新入社員が『辞めたい・不安』の感情を抱きにくい環境を提供することが重要と言えるだろう。