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新卒新入社員の約6割は「転職意向なし」リスキリングは約3割が「全くしない」

2024.04.12

株式会社Hagakure(本社:東京都渋谷区、代表取締役:奥雄太)が運営するWebマーケティングスクール「デジプロ」は、この春に入社した新卒新入社員300名を対象にした「転職とリスキリングに関する意識調査」を実施した。ここでは調査結果の概要をお伝えする。

新卒新入社員の転職意向

新卒新入社員の転職意向

本調査ではまず「今の会社に定年まで勤め上げたいですか?」と質問。その結果、22.3%がすでに転職意向を持っている(転職をするつもりだ:9.3%/機会があれば転職したい:13.0%)ことが明らかになった。一方で「定年まで勤め上げたい(33.3%)」「どちらかと言えば定年まで勤め上げたい(27.3%)」と、約6割が転職意向はないこともわかっている。

同社は、4月に入社したばかりで既に転職することを考えている理由として「配属や業務内容に満足していない(19.3%)」「今の会社に満足していない(18.1%)」が上位になったことを報告した。

また、転職意向がない理由には「今の会社に満足している(27.03%)」「転職することが大変そうだから(22.31%)」が多く挙げられたという。

新卒新入社員のリスキリングへの意識

新卒新入社員のリスキリングへの意識

続いて同社は、新卒社員が現在どれだけ「リスキリング」を行っているか、自身のスキルアップや学びの時間をどれだけ確保して進めているかを調査。1カ月あたり何時間をリスキリングにかけているか質問した結果「全くしていない(32.0%)」が最多になったことを報告。次いで「10時間未満(24.3%)」「10時間〜20時間(24.0%)」が続いている。

この結果を受けて同社は、新卒社員のリスキリングや学び、成長意欲は傾向としてあまり強くないとの見解を示した。

調査概要

「転職とリスキリングに関する意識調査」
調査手法:インターネット調査
調査期間:2024年3月31日〜4月1日
調査対象:国内在住2024年4月新卒新入社員男女300名
調査元:株式会社Hagakure「デジプロ」
出典元:株式会社Hagakure

まとめ

2024年4月入社の新卒社員を対象に、2024年3月31日〜4月1日の期間で実施された本調査だが、既に2割以上が転職する意向を示している。その理由として最も多かったのが「配属や業務内容への不満」だ。

株式会社インタツアーが実施した調査では「配属先が選べないからエントリーしなかった」という学生が約5割となっており、若手にとって配属先は重要なポイントとなっていることがわかる。

採用活動においても、新入社員の早期離職防止においても、配属先への希望を把握し、実際の配属とのギャップをなるべく少なくするための取り組みが必要となるだろう。

出典元:「配属先が選べないからエントリーしなかった」24卒生は48.7%!?24卒配属ガチャ - 資料ダウンロード(株式会社インタツアー)