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職場の飲み会に行きたくない人が7割超 その理由は「気を遣うから」がトップに|R&G調査

2024.07.29

株式会社 R&G(所在地:埼玉県さいたま市、代表:吉田 忠義)は、社会人の男女500人を対象に「職場の飲み会に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化したものを発表した。ここでは結果の概要についてお伝えする。

調査概要

調査対象:社会人
調査期間:2024年5月30日~6月1日
調査機関:株式会社R&G調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性313人/男性187人)
回答者の年代:20代 22.6%/30代 37.0%/40代 25.8%/50代 12.4%/60代以上 2.2%
出典元:株式会社R&G

職場の飲み会73.6%が「行きたくない」

職場の飲み会73.6%が「行きたくない」

同社によれば、職場の飲み会に行きたくないという人が73.6%にのぼるという。さらに、年代別の集計で、20代(113人)の「全く行きたくない」「あまり行きたくない」という人は69.9%で全体平均よりやや低い結果になったことも報告されている。同社は、飲み会への意識は世代で決まるものではないとして「ベテランが若手を飲み会に誘って断られたときには、『最近の若者だから』と思うのではなく、「自分の誘い方や飲み会の開催方法が悪かったのでは」と考えてみてはいかがでしょうか」と提言した。

また「職場の飲み会に行きたくない」と答えた理由の上位には「気を遣う(92人)」「仕事とプライベートを分けたい(86人)」「お酒が苦手(56人)」が挙げられたことも明らかになっている。

逆に「職場の飲み会に行きたい」と回答した理由の圧倒的1位は「コミュニケーションの場になる(75人)」であったという。次いで「会社・上司が費用を負担してくれる(17人)」「気の合う同僚が多い(16人)」「飲み会の雰囲気が好き(15人)」が続いている。

職場の飲み会に行きたくないときは?どんな飲み会になら参加する?

職場の飲み会に行きたくないときは?どんな飲み会になら参加する?

続いて同社は、職場の飲み会に行きたくないとき、どのような対応をするか質問。「予定があるからと断る(236人)」が2位の「しぶしぶ行く(101人)」と大差で1位となっている。

さらに、どのような飲み会であれば「行きたい」と思うかを尋ねる項目では「費用負担が少ない(205人)」「気を遣わないメンバー(143人)」「少人数での開催(93人)」「短時間・一次会のみの開催(74人)」「食事がおいしい(37人)」が上位にランクインしたことが報告された。なお、同社によれば83人が「どんな飲み会でも嫌」と回答したという。

会社として何らかの意図があって飲み会を企画するのであれば、費用負担の軽減や開催規模・時間の調整、会場選びなどに配慮することで、参加者の増加が見込めそうだ。

まとめ

同社は本調査結果を受けて「コミュニケーションの場として飲み会を機能させたい経営者や管理職は、『職場の飲み会には行きたくない』という人が多数派だと認識する必要があります」とコメントした上で、特に飲み会やお酒が好きな人は、自身の価値観を押しつけないように注意が必要だと指摘した。また、参加者にとっていい雰囲気が作れるようなルール作りを推奨している。

コミュニケーションの場は飲み会ばかりではないが、くだけた雰囲気の中だからこそ話せることや、職場では気付きにくい一面が見られることもあるだろう。参加者の負担を減らすよう配慮した上での開催を心がけてみてはいかがだろうか。

また、職場でのコミュニケーションを増やすことが目的であれば、飲み会以外の方法を選ぶことを検討する必要がありそうだ。