花粉に起因する労働力低下「経済損失額」1日あたり約2450億円 パナソニック調査
パナソニック株式会社は、花粉が社会人の労働力に与える影響を可視化するため、自社で実施した「社会人の花粉に関する調査」と最新の毎月勤労統計調査(厚生労働省)や労働力調査(総務省統計局)を元に「花粉による労働力低下の経済損失額2026」を推計した。
調査概要
社会人の花粉に関する調査2026
調査地域:全国
調査期間:2025年12月18日~12月19日
調査方法:インターネット調査(協力:株式会社ジャストシステム)
調査対象:全国の20歳から60歳までの社会人(男女)6601名を対象に、花粉に「とても困っている」「やや困っている」と回答した2933名のうち、無作為抽出した1651名
有効回答:1651名(男性:1213名、女性:438名)
出典元:花粉シーズン本番!パナソニック「花粉による労働力低下の経済損失額2026」を推計〜その経済損失額は、1日あたり「約2,450億円」~(パナソニック株式会社)
参考:毎月勤労統計調査 2025(令和7)年11月分結果速報(厚生労働省)
参考:
労働力調査(基本集計) 2025年(令和7年)12月分結果(総務省統計局)
※花粉による労働力低下の平均時間をもとに、令和7年11月分毎月勤労統計調査(厚生労働省)から社会人の平均の給与を割り出し、本調査にて算出された社会人の花粉に困っている人の割合(44.4%:6601名中2933名)と、令和7年12月分労働力調査(総務省統計局)から花粉に困っている社会人数を算出した数値と掛け合わせて、花粉による労働力低下の経済損失額を算出。
※法定労働時間を超える8時間以上の回答は8時間として計算。
8割以上が「花粉が仕事のコンディションに影響」
本調査では、花粉に困っていると回答した社会人を対象に、花粉が自身の仕事のコンディションに影響しているかを質問。その結果「そう思う:41.4%」「どちらかというとそう思う:47.2%」を合わせると88.6%が「影響がある」と回答した。
1日あたり約2450億円 花粉による労働力低下の経済損失
また「影響がある」と回答した人のうち、1日のうち花粉により仕事のパフォーマンスが低下していると感じる時間は、平均で約3.2時間だった。
これらの花粉による労働力低下の平均時間と、最新の毎月勤労統計調査(厚生労働省)や労働力調査(総務省統計局)を元に試算した「花粉による労働力低下の経済損失額2026」は、1日あたり「約2450億円」との推計になった。
まとめ
花粉が及ぼす仕事への影響が可視化された、本調査。労働力低下の経済損失額は1日あたり約2450億円と推計され、もはや個人や企業で対策できる規模ではない規模だ。
労働力低下の経済損失の試算の根拠として用いられたのが、1日当たりの労働力が低下する時間だ。平均すると、約3.2時間もの時間の「仕事のパフォーマンス低下」を花粉に悩む社会人が実感している。この実情は多くの企業が見逃せないだろう。
職場の掃除や換気、空気清浄機といった対策を講じるのはもちろん重要だ。「花粉のシーズンは、花粉が少ないエリアでリモートワークをする」という働き方をを実践している人の話を、耳にする機会も増えてきた。個人の工夫や努力だけでなく、組織として生産性を維持、向上するための取り組みが求められる状況といえるだろう。









