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26年度「賃上げを見込む企業」6割超、ベア実施割合も高水準 TDB調査

2026.03.03

株式会社帝国データバンク(以下:TDB)は、2026年度の賃金動向に関する企業の意識について調査を実施。本調査は、TDB景気動向調査2026年1月調査とともに行ったもの。なお、賃金に関する調査は2006年1月以降毎年実施しており、今回で21回目となる。

調査概要

調査期間:2026年1月19日~1月31日
調査対象:全国2万3859社
有効回答企業数:1万620社(回答率44.5%)
出典元:2026年度の賃金動向に関する企業の意識調査(株式会社帝国データバンク)
※本調査における詳細データは、帝国データバンクホームページのレポートカテゴリにある協力先専用コンテンツに掲載
※賃金改善とは、ベースアップや賞与(一時金)の増加によって賃金が改善(上昇)することを指し、定期昇給は賃金改善に含めない

26年度、63.5%の企業が「賃金改善の見込み」 

26年度、63.5%の企業が「賃金改善の見込み」 

TDBはまずはじめに、2026年度の企業の賃金動向について調査。正社員の賃金改善(ベースアップや賞与、一時金の引き上げ)が「ある」と見込む企業が63.5%と、2年連続で6割台となったことを報告した。5年連続で前年を上回っている。

一方で、「ない」とする企業は11.8%と、前回調査(13.3%)から1.5ポイント低下。2年連続で過去最低を更新した。

ベースアップは5年連続で過去最高を更新

ベースアップは5年連続で過去最高を更新

従業員数別にみると「51~100人」「21~50人」の企業では7割超が賃金改善を見込んでおり、さらに「6~20人」「101~300人」でも6割を超えたことがわかる。中規模企業で賃金改善の動きが活発となっているようだ。

一方で「1000人超(48.1%)」では前年の見込みから4.2pt減少し4割台となったほか「5人以下(41.6%)」は従業員数別で最も低い水準に。「5人以下」では、賃金改善を実施しない割合(29.7%)も突出して高く、小規模企業での賃金改善の厳しさがうかがえる。業界別では「製造(71.5%)」「運輸・倉庫(69.1%)」「建設(66.5%)」「農・林・水産(65.8%)」が高い割合を示した。

賃金改善の具体的な内容については過去最高となった前年の56.1%を上回り、5年連続で最高を更新した「ベースアップ(58.3%/前回調査比2.2pt増)」が最も多く、次いで「賞与(一時金)(28.2%/同0.8pt増)」が挙げられている。

まとめ

賃上げを見込む企業の割合は過去最高を更新し、ベースアップを実施する企業も増加傾向にあることがわかった。物価高が続く中、従業員の暮らしを支える給与の重要度も増している。

従業員満足度の向上はもちろん離職防止、人材確保の観点からも、給与体系の整備や賃上げ継続に向けた原資の確保が、すべての企業に求められているといえるだろう。