「今年の成長に自信」日本企業は100%、働き手は21% ランスタッド調査
ランスタッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼CEO:道上淳之介、代表取締役社長:猿谷哲)は、2月25日に世界35か国の労働者の働く意識を調査した最新レポート「ランスタッド・ワークモニター2026(日本語版)」を公開した。
調査概要
調査対象:世界35か国の労働者(18歳~67歳)27000名以上、世界35か国の企業1225社
調査期間:2025年10月9日~30日
調査方法:オンラインインタビュー
出典元:ワークモニター 2026:労働力の大転換 ~企業と個人が問われる「真の適応力」(ランスタッド株式会社)
日本の企業、働き手の意識と「深刻な乖離」
同社の報告によると、日本の企業の100%が今年の成長に自信を持っており、世界平均(95%)を上回っている。一方、日本の働き手で楽観的な見通しを持つ人はわずか21%と、世界平均(51%)の半分以下だった。
AIに関しても、生産性向上に役立つと考える日本の企業は63%(世界:54%)であったのに対し、最新テクノロジーを使いこなせる自信がある日本の働き手は41%(世界:69%)にとどまっている。
さらに、AIが業務の大部分に影響を与えると予測する企業は58%(世界:58%)であるのに対し、働き手は36%(世界:52%)となり、日本の働き手はAIの影響を過小評価する傾向にあることがわかった。
キャリア形成、企業・個人ともに「従来型は時代遅れ」と認識
また、日本の働き手のうち、直属のマネージャーと強い関係を築いていると回答したのは42%(世界:72%)。自社の経営層を信頼している割合も54%(世界:72%)と、世界平均を大きく下回ったことが明らかになっている。
さらに、キャリア形成の在り方についても質問。従来の「1つの会社で昇進を繰り返す直線的なキャリア」を希望する日本の働き手はわずか18%(世界:41%)だった。企業側も63%(世界:72%)が、直線的キャリアは時代遅れだと認識していることが判明した。
まとめ
企業と働き手に様々なギャップが生まれていることが明らかになった本調査。日本では特に、企業の今後の成長に対する働き手の期待度の低さが目立っている。また、上司や経営層への信頼度合いについても世界平均を大きく下回る結果となった。
企業への期待や上司・経営層への信頼度が低い状態が続けば、モチベーションや定着意向の低下を招きかねない。従業員の成長意欲や帰属意識を高めるためには、日々のコミュニケーションで信頼関係を強固なものとし、その上で企業が描くビジョンをしっかりと共有していく必要があるだろう。













