家族の介護拒否で「働き方を変更」5割超、うち6割超が収入減 クラウドケア調査
株式会社クラウドケア(本社:東京都渋谷区、代表者:小嶋潤一)は、仕事をしながら介護をするビジネスケアラーで、家族の介護拒否を経験した400人を対象に「ご家族の介護拒否に関するアンケート」を実施した。
調査概要
調査名:ご家族の介護拒否に関するアンケート
調査期間:2026年7月13日~7月20日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳~65歳の仕事をしながら介護をするビジネスケアラーで、家族の介護拒否経験を持つ人
有効回答数:400人
調査主体:株式会社クラウドケア
出典元:家族の「介護拒否」でビジネスケアラーの56%が自身または家族の働き方を変更、働き方を変えた人の64%が「業務量を減らし、収入減」(株式会社クラウドケア)
介護拒否の理由は「他人の世話になりたくない」が最多
介護や見守り、生活のサポートを拒否された経験について、最も多かったのは「デイサービスを利用すること(42.0%)」だった。次いで「老人ホームなどの施設入所・入居(32.0%)」「ショートステイを利用すること(26.0%)」が挙げられた。
特に困った介護拒否についても「デイサービスを利用すること(24.5%)」が最多に。次いで「老人ホームなどの施設入所・入居(19.5%)」「ショートステイを利用すること(10.8%)」が続いている。
拒否の理由としては「他人の世話になりたくない・迷惑をかけたくない(41.5%)」が最多だった。次いで「プライドがあり、できないことを認めたくない(37.8%)」「介護が必要になったことを周囲に知られたくない(25.5%)」と続いた。
介護拒否が改善したきっかけは「時間をおいて再度提案」
最も困った介護拒否について、現在の状況をたずねた項目では「ほぼ解消した(25.8%)」「一部は改善した(32.8%)」と、合わせて58.6%が解消・改善という結果に。
一方「状況は変わっていない(30.8%)」「以前より悪化した(6.3%)」との回答も少なくない。
改善したきっかけとしては「時間をおいて再度提案した(38.9%)」が最も多かった。次いで「言い方や伝え方を変えた(31.2%)」「家族以外の第三者から説明してもらった(30.3%)」という結果だった。
介護拒否が働き方に影響 56%以上が自身や家族の仕事を変更
介護拒否の影響による働き方の変化については「自分の働き方を変えた(26.3%)」が最も多かった。次いで「自分は変えず、配偶者・兄弟姉妹など家族が働き方を変えた(20.3%)」「自分も家族も働き方を変えた(9.5%)」という結果に。合わせると、56.0%以上が自身または、家族の働き方を変更していることが明らかになった。
さらに、自身の働き方を変えた人、または自身と家族の双方が働き方を変えた人143人に具体的な変化を質問。「同じ勤務先で業務量を減らした(収入が減った)」が63.64%で最多だった。そのほか「転職をした」が16.08%、「同じ勤務先でフルタイム勤務からパート勤務に変更した」が13.29%、という結果になった。
まとめ
今回の調査からは、家族による介護拒否が、介護サービスの利用にとどまらず、働き方の変更や収入減にもつながっている状況がうかがえる。実際に、400人のうち56.0%以上が自身または家族の働き方を変更。その対象者143人の63.64%が、業務量を減らして収入が減ったと回答した。
一方、介護拒否が改善した人では「時間をおいて再度提案」「伝え方を変える」「第三者から説明してもらう」といった対応が挙げられている。
企業としては、介護を担う従業員の働き方の変化を個人の事情だけとして捉えず、家族の介護サービス利用に関する状況も含めて把握することが、就業継続を考えるうえでの1つの視点になりそうだ。
利用可能な支援制度や、相談先を従業員が把握して、選択できる環境を整備したい。














