55%の学生が2社以上の内定を獲得済み 入社最大の決め手は「やりたい仕事ができる」
若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイック(所在地:東京都千代田区、代表:佐藤剛志)は、就職活動を終了した21卒学生を対象に「内定先に関するアンケート」を実施した。
2社以上内定を取得する学生は55%
「内定取得数」を調査したところ、最も多かったのは「1社」で45.0%であった。次いで「2~3社」が40.7%、「4~5社」が10.7%、「6社以上」が3.6%と続いた。55%の学生が2社以上の内定を取得していることがわかった。また、6社以上の内定を持っている学生もおり最終的にどのような観点から1社に絞り込むのか注目である。
入社の決め手は「やりたい仕事ができる」
「入社企業の決め手」を調査したところ、最も多かったのは「やりたい仕事ができる」で19.2%であった。次いで「働きがいがある」が14.6%、「一緒に働く人・社風が魅力的」が13.8%、「安定性がある」が12.6%、「休日・休暇が多い」が10.0%、「福利厚生が魅力的」が6.7%、「教育・研修制度が魅力的」が6.3%、「転勤がない」が5.9%、「給料が高い」が5.9%、「将来性がある」が5.0%と続いた。
今回の調査から、入社企業の決め手として福利厚生などの待遇面よりも、自身の働きがいや人間関係などを重視する学生が多いことがわかった。「やりがい」がないと、早期離職などにもつながりかねない。
まとめ
今回の調査では、2社以上の内定を獲得している学生が半数を超える結果となった。同社が2020年7月に実施した「就職活動の状況に関するアンケート」では、7割の学生が「就職活動に苦戦している」と回答していたが、2ヶ月の期間で内定を獲得した学生が増えたことも伺えた。
今年の就活生の多くは、従来とは異なりオンラインでの採用活動に直面したと考えられる。入社企業の決め手として「やりがい」の部分を重視している学生が多いことがわかった。オンラインであっても、いかに自社の魅力を伝え、ミスマッチを防いでいくかは来年度以降も重要になっていくだろう。
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