コロナ禍の従業員満足度調査 60%が勤務先の対応に「満足」
新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに多くの企業で働き方や働く環境を見直す動きが進んでいることを受けて、キャリアバンク株式会社(本社:東京都中央区)は「コロナ禍における勤務先企業の対応についての満足度調査」を実施した。
勤務先への満足度は60%
「コロナ禍における勤務先企業の対応への満足度」を調査したところ、18.9%が「とても満足している」、41.4%が「満足している」と回答し、半数以上が勤務先の対応に満足している結果となった。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、企業では様々な対策が行われている。「リモートワークの導入」、「マスクや除菌グッズなどの備品提供」、「時間差出勤の導入」、「検温の徹底」などが満足度を高めていることが伺えた。また、具体的には下記のような声が寄せられた。
・緊急事態宣言が解除された後も、在宅勤務が継続されている。
・緊急事態宣言後、すぐに在宅ワークに移行した。
・2021年2月頃まで自宅勤務の継続が発表され、安心して冬を過ごせる。
・マスク確保が難しい状態だったが会社から支給があった。
・社員の安全を確保した上で業務を継続でき、減給もなかった。
・有給休暇の大幅増加や時短勤務など柔軟な対応だった。
・テレワークを積極的に導入していた。
・テレワークが出来ない職種でも時差出勤などで密を避ける対策をしていた。
・在宅勤務時も体温を報告するなど社員の安全を気にしていた。
・不必要な出張や会議がなくなりオンラインが普及した。
感染対策における意識の差
半数以上の人が勤務先の対応に満足している一方で、「不満」を感じている人からは、下記のような声が寄せられた。
・従業員のコロナ対策への意識が低い
・除菌スプレーは常に液切れ状態で補充が遅い。
・感染予防グッズの配布が遅かった。
・マスクをしていない人が多い。
・テレワーク自体が禁止されている部署がある。
・マスク着用は義務化されているがマスク代の補助などはない。
まとめ
先行きの見えないコロナ禍において、従業員が安心して働くことができる環境を整備していくことは、従業員満足度向上のためには重要であると言えるだろう。風邪やインフルエンザが流行しやすい冬を迎えるにあたり、いま一度対策の見直しをしてみてはいかがだろうか。
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