企業のハラスメント調査 オン・オフラインを問わず男性の方がハラスメントを感じていることが明らかに
株式会社メンタルヘルステクノロジーズ(本社:東京都港区、代表:刀禰真之介)は、大企業におけるパワハラ防止法の施行から約半年が経ったことを受け、「企業のハラスメント」に関する調査を実施した。
調査概要
調査テーマ:「企業のハラスメント」に関する調査
調査対象 :全国の会社員男女718名(男性308名、女性410名)
調査期間 :2020年12月22日~29日
調査方法 :インターネット調査
約4割が職場でのハラスメントを実感
「あなたの会社や部署の中で、ハラスメントがあると感じますか」と質問したところ、全体の39.7%が「感じる」と回答した。男女別では女性では37.6%が「感じる」、42.5%が「感じる」と回答し、男性の方がハラスメントを感じていると言う結果になった。また、具体的には以下のような声が寄せられた。
・大声で乱暴な言葉で怒鳴られている人がいる
・意見を聞かれることなく、強制的にやることを指示される
・自由な意見が言いにくい雰囲気を醸し出してくる
・上司が部下をいじる
・上司の喜怒哀楽が激しい
・ボディタッチをされる
・女性に対し「次はいつ子どもを産むのか」と聞く上司がいる
・育休中なのに職場に出向かないといけない空気を作られている
テレワークの導入は3割にとどまる
「あなたの会社や部署は在宅勤務を導入していますか」と質問したところ、コロナ禍の調査であったにも関わらず「導入している」と回答した人は30.2%にとどまった。
そこで、「あなたの会社や部署の中で在宅勤務でもハラスメントはあると感じますか」と質問したところ、30.0%が「感じる」、70.0%が「感じない」と回答した。男女別の調査では、またしても男性の方がハラスメントを感じている人が多い結果となり、具体的には以下のような声が挙げられた。
・なんとなく無視されている
・チャット上での嫌がらせを感じる
・仕事をしていないと決めつけられている
・会社に来ていることを良しとされる
・「出社しなきゃ、仕事できないですよね?」と強要される
・対面でないのを良いことにいつもよりふざけた発言がある
まとめ
今回の調査では、女性よりも男性の方がハラスメントを感じていること、コロナ禍において出社を強要するようないわゆる「リモハラ」や「テレハラ」が発生していることが明らかとなった。テレワークなどは、周りの目がないからこそハラスメントが見えづらく、相談も難しくなることが考えられる。ハラスメントが発生しないことが一番だが、相談窓口を設けるなどの対策も必要となるかもしれない。
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