22年卒採用予定調査 採用スケジュールは早期化
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表:中川信行)は、「マイナビ2022年卒 企業新卒採用予定調査」を発表した。
採用スケジュールは早期化
「22年卒採用スケジュール」を調査したところ、「エントリー受付」「個別企業セミナー」「ES結果通知」「面接」を3月に開始する割合が最も多い結果となった。
また、「内々定出しの開始時期」を調査したところ、最も多かったのは「4月開始」であった。緊急事態宣言の発令を受け、採用活動が中断した2021年卒の実績と比較すると、3月から5月に内々定出しを開始する割合は前年を上回った。
採用予定数は「前年並み」が最多
「採用予定数」を調査したところ、いずれの属性でも「前年並み」が最多となった。
「新卒採用を実施する理由」を調査したところ、最も多かったのは「組織の存続と強化」で70.0%、次いで「年齢など人員構成の適正化」が59.4%、「将来の幹部候補・コア人材の確保」が51.2%と続いた。
「量」よりも「質」を優先
「質・量の優先度」を調査したところ、いずれの属性でも約9割が「質を優先」と回答し、「質」にこだわる傾向が高まっていることが明らかとなった。
合わせて、「人材を見極める際に重視すること」を調査したところ「カルチャーフィット」や「人柄」を重視する傾向が見受けられた。
新卒採用のジョブ型雇用は少数派
「ジョブ型雇用の導入」に関する調査をしたところ、5.6%が「賛成」、22.5%が「どちらかというと賛成」、59.7%が「どちらともいえない」、9.4%が「どちらかというと反対」、2.7%が「反対」と回答した。
「新卒採用におけるジョブ型雇用の導入に関する検討状況」を調査したところ、64.5%が「導入を検討したことがない(議題としてあがったことがない」と回答し、議論が深まっていない企業が多いことが伺えた。
まとめ
新型コロナウイルスの感染拡大を機に、業務のオンライン化が進んだことで、コロナ禍であっても予定通り採用活動を実施することができる傾向が伺える結果となった。新卒採用において、「量」よりも「質」を重視する企業も多く見受けられ、傾向の変化が明らかとなった。
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