7割の女性が利用できない？生理休暇の実態に関するアンケート

2021.05.25

　東晶貿易株式会社が運営するキャリア転職センターでは、2400人の女性に対して「生理休暇の実態に関する市場調査」を実施し、その結果を発表した。

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調査概要

　調査内容：生理休暇に関する実態
　調査期間：2021年5月13日～5月19日
　調査対象：20歳～59歳の女性2400人
　調査地域：全国

　｢社会人になってから生理休暇を利用した経験があるか」を調査したところ、あると回答したのは16％、ないと回答したのは84％となった。

　さらに、「生理休暇を利用したことがある」と回答した382人に対して、「生理休暇は有給・無給のどちらであったか」を調査。有給と回答をしたのは80％、無給と回答をしたのは20％という結果になった。

　つぎに、生理休暇を利用したことがない2018人の女性に対して、「ただ利用したことが無いだけ」なのか「そもそも会社に生理休暇の制度がない」のかを調査。「ただ利用したことがない」と回答は51％、「制度がない」と回答したのは49％という結果になった。

　「生理休暇が、労働基準法第68条に定められていることを知っていますか？」と尋ねたところ、「知っている」との回答は41％、「知らなかった」との回答は59％となった。

　続いて、就業先において利用することができるか尋ねたところ、「利用できる」は27％、「利用できない」は31％、「わからない」は42％という結果になった。

　「現在の就業先で整理休暇を利用できる」と回答した人に、「生理休暇は有給・無給のどちらでの取得となるか」を調査。結果、有給は68％、無給は32％となった。

　「現在の就業先で生理休暇を利用できない」と回答した人に、なぜ利用できないのか尋ねたところ、「生理休暇の制度がない」に475票、「利用しづらい雰囲気がある」に223票、「上司や労務に断られた」「その他」が同率で20票という結果になった。

　調査の結果から、生理休暇は法に定められている制度でありながら、認知度が低いことや利用しづらい環境となっていることがわかる。この機に社内で対応について議論してみてもいいのではないだろうか。

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