20代・30代のアルバイト・パート状況 7人に1人が解雇・雇い止め
株式会社ジェイック(所在地:東京都千代田区、代表取締役:佐藤剛志)は、20代・30代のアルバイト・パート状況に関するアンケート結果を発表した。
約7人に1人が「解雇、雇い止めにあった」
厚生労働省によると、新型コロナウイルスに関連する解雇や雇い止めにあった人は、6月18日時点で見込みも含めて累積107,295人にのぼる。また総務省の労働力調査によれば、4月の完全失業率(季節調整値)は2.8%、完全失業者数は209万人と、15か月連続の増加という状況だ。
2021年5月から6月にかけて実施した本アンケートでも、「2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、アルバイト・パートを解雇、雇い止めにあった」との回答が13.7%となっており、約7人に1人が影響を受けていることがわかった。
就職希望業界・職種ともに「まだよくわからない」
就職希望業界や職種について聞いたところ、「まだよくわからない」がそれぞれ約6割と約4割を占め、最多となっている。
調査結果を受けて
この結果について、同社常務取締役の近藤氏は、「企業の採用意欲は復活してきており、通常の業務を再開した企業からは、若手人材を求める声が増えてきている。就職を希望する若者の中には、業界や職種についてはまだイメージを持てていない人が多いが、当社の就職支援講座では、業界や職種についての講義はもちろん、自分の強みや価値観を発見するワークなども時間をかけて行う。イメージを持てない人にとっては、自分に合った仕事を考える良いきっかけとなるだろう。なお『就職活動は、コロナ前のような売り手市場に戻ってから始めたい』という人もいるが、内定を得やすい売り手市場ではないほうが、自分のキャリアや将来像をじっくりと考えた上で就職活動に臨む人が多く、結果的に、自分に本当に合った会社への就職につながりやすい、という面もある。だから就職を考えている人は、時期を先延ばしにするのではなく、今が良い機会と思って動き出すと良いだろう。」と述べた。
調査概要
調査対象:同社サービスに登録した20代・30代の求職者
回答者数:1,204名(うちアルバイト・パート経験者は853名)
調査期間:2021年5月19日〜6月28日
まとめ
新型コロナウイルスによって採用市場や求職者の心情にもさまざまな影響が及んだようだ。調査結果を今後の採用活動に活かしてみてはいかがだろうか。
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