【22卒の採用選考】7月時点の内定者充足率は62.8%
株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:新留正朗)は、全国の主要企業を対象に、6月1日の採用選考解禁から1カ月が経過した時点での採用活動状況について調査を行ったと発表した。
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学生の反応 2021年卒採用との比較
「エントリー数」が、前年度よりも「増えた」企業は全体の 57.4%。これに対し「減った」は1割台にとどまる。「選考への応募者数」についても同様に、「増えた」が過半数に上る。
採用活動の開始時期
面接開始時期を見ると、9割以上が選考解禁よりも前に開始。最も多いのは3月中旬(15.0%)で、3月までの合計は過半数に達する。
内定出しの開始時期は、4 月下旬が最多で13.7%。面接同様、2020 年卒採用に比べても早期化した。
接点をもった学生に対して感じたこと
今年の就活生に対して「就業意識の低い学生が増えた」と感じる企業は2割台。「就業意識や企業理解などが高い学生と低い学生の差が開いた(二極化が進んだ)」と感じる企業は7割に上った。
オンラインでの採用活動
WEBセミナー、WEB面接とも8割超が実施。学生と一度も対面せずに内定を出すことについては、「とても抵抗がある」、「やや抵抗がある」を合わせると、9割近くが抵抗を感じていることがわかった。
選考終了状況と内定者充足率
採用選考を終了した企業は全体の29.8%。充足率の平均は62.8%。いずれも前年を上回る結果となった。
内定者に対する満足度
「質・量ともに満足」は減少(35.3%→29.0%)。。「質は満足だが、量に不満」が最も多く、量に対する不満が強い。
新卒採用市場の見方
「完全に売り手市場だと思う」「やや売り手市場だと思う」を合わせると 52.1%。前年調査(計 41.0%)より10ポイント以上増えた。
今年度のプログラム実施予定
6割強が「実施する」と回答。前年調査から5ポイント近く増加した。実施時期は、「8月」「9月」「2月」が 6割台で多い。
2023年卒の採用計画
7割が2022年卒以上の採用を予定。但し、4社に1社は「未定」と回答している。
調査概要
調査対象:全国の主要企業 13,790社
調査時期:2021年6月28日 ~ 7月6日
調査方法:インターネット調査法
回答社数:1,220社
調査機関:株式会社ディスコ キャリタスリサーチ
まとめ
新型コロナウイルスの影響を受けてオンライン化が進んだ採用活動。新たに生まれた課題もあり、未だ手探りの部分もあるのではないだろうか。調査結果をもとに、他社の動向も参考にしてみては?
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