VUCA時代の新しい副業(複業)・働き方について調査を実施
一般社団法人パラレルプレナージャパン(所在地:東京都渋谷区、代表理事:西村創一朗・及部一堯、以下「PPJ」)は、複業で得た外部の知識・経験・人脈を活かし、本業で変革を起こしている人材を対象に 【新しい副業(複業)・働き方についての実態調査】 を実施した。
複業をする目的
経済産業省の「雇用関係によらない働き方」実態調査概要(2017年3月※)によると、副業を認めている企業は約2割程度で、「本業がおろそかになる」「情報漏えいのリスク」などが懸念として挙げられている。一方、兼業・副業を経験した働き手の6割は「本業にプラスとなった」と回答しており、調査では兼業・副業を認めることがイノベーションや人脈拡大につながり、むしろ会社への帰属意識を高める可能性があると指摘されている。
※経済産業省「雇用関係によらない働き方」実態調査概要(2017年3月)
調査対象者に、複業をする理由を聞いたところ、「自分の興味があること・好きなことをやりたいため」と回答した人が最も多い77.8%となり、続いて、「社会に貢献したいため」「様々な分野の人とつながり、ネットワークを広げるため」が47.2%となった。一方、「貯蓄や自由に使えるお金を確保するため」と回答した人は8.3%となり、報酬目的で複業行う人は少数であることが分かった。
本業に活かせているもの
複業を通じて得たもののうち、特に本業に活かせているものは何かを聞いたところ、「新しい視点・柔軟な発想」「社外のネットワークやつながり」が最も多い66.7%となった。また、複業で得たものを本業でうまく活かすために工夫していることや気を付けていることについて、「職場のカルチャーに合わせる」「自ら発信する」「社外の活動を共有する」「社外の人脈を活かす」といった回答があった。
約9割がコロナで「複業しやすくなった」と回答
「上司や同僚と定期的に複業について話すか」という質問に対しては、「はい」が63.9%を占めた。また、複業しやすい本業の環境とは何かについて聞いたところ、「上司・同僚の理解」が41.7%、「リモートワーク」が22.2%という結果になった。
調査概要
調査対象者:同法人が主催するイベントに登壇した大企業等で働くパラレルプレナー
調査期間:2021年7月25日(日)~7月31日(土)
PPJ設立記念イベント
本調査の詳細は、同法人の設立記念イベントにて報告される予定となっている。
日時:8月20日(金) 18:00~22:00
場所:オンラインにて配信予定
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まとめ
コロナ禍でリモートワーク環境下となったことが、副業(複業)への後押しとなっている人が多いようだ。本業へプラスになったと感じている人も多く、企業や人材の成長を促すために副業(複業)を解禁することは一定の効果が得られるのではないだろうか。
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