企業向けウェルネスソリューションの市場規模は2026年に946億米ドル到達予測
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「企業向けウェルネスソリューションの世界市場 (~2026年):提供サービス (HRA・栄養・減量・フィットネス・薬物乱用管理・従業員支援プログラム・健康福祉)・エンドユーザー (大企業・中小企業・SME)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を9月16日より開始した。企業向けウェルネスソリューションの市場規模は、2021年の612億米ドルからCAGR9.1%で成長し、2026年には946億米ドルに達すると予測されている。
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COVID-19の企業向けウェルネスソリューション市場への影響
楽観的なシナリオでは、COVID-19パンデミックは企業のウェルネスソリューション市場にプラスの影響を与えている。2020年1月から4月の間に、正規労働者の多くが在宅勤務に移行したため、企業向けウェルネスソリューション市場のプレーヤーは、エンドユーザーの変化した要求に合わせてサービスを差別化し、強化した。
一方、悲観的なシナリオでは、COVID-19パンデミックが企業のウェルネスソリューションに対する需要を低下させたと言える。発展途上国や先進国のほとんどの地域でパンデミックが発生した結果、多くのビジネス部門が悪影響を受け、企業のウェルネスソリューションやプログラムにかけられる予算は限られたものになってしまった。今後は、従業員が職場に復帰することで、これらの企業向けウェルネスソリューションの需要が増加することが期待される。
牽引要因
企業のウェルネスプログラムは、従業員の健康と生産性を向上させ、健康リスクを低減し、従業員の医療費を削減するために、企業が導入するケースが増加。企業は、従業員が心身ともに健康であることの必要性をより強く認識するようになっている。その結果、従業員向けのウェルビーイングプログラム、ソリューション、サービスに対する企業の投資が増加している。
抑制要因
Health Resources and Services Administrationによると、2030年までに米国の成人精神科医の数が20%減少すると予測されている。この不足は、この分野に新規参入する専門家が減少していることが主な原因だ。適切な資格を持った専門家の数が不足することで、効率的でホリスティックな企業向けウェルネスプログラムを開始・推進することができず、市場の成長を抑制する可能性がある。
まとめ
新型コロナウイルス感染症の拡大により、従業員が心身ともに健康であることの重要性をより強く感じた企業も多いだろう。企業向けのウェルネスソリューションは、今後ますます重要視されていくのではないだろうか。
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