関東圏・関西圏のビジネスパーソンのコロナ禍における引越に関する意識実態調査
アートコーポレーション株式会社のシンクタンクである『the0123引越文化研究所』は、リニューアル後初の取り組みとして、関東圏・関西圏のビジネスパーソンで、コロナ禍の2020年10月~2021年4月の間に引越をした480名と、コロナ禍で引越を検討したが、しなかった360名を対象に引越に関する意識と実態を調査した。
コロナ禍が引越に及ぼした影響について
『引越にあたって、コロナ禍を考慮・意識しましたか?』という質問では、約半数以上の人が「とても当てはまる」、「やや当てはまる」と回答した。
年代別では、40代の方が、コロナ禍に対する問題意識が高かった。また、地域別では、関東圏は関西圏と比較して、コロナ禍を考慮・意識して引越をしたと回答した人が3.3ポイント多いという結果になった。
『(コロナ禍の引越において)何を考慮・意識しましたか?』という質問で、最も多かった回答は「通勤時間」だった。
地域別では、関東圏は「住居周辺の自然環境」が2番目に多かったのに対し、関西圏では、「家賃」が2番目に多かった。
年代別では、20代・40代共に「通勤時間」と回答した人が最多。また、20代で2番目に多かった回答は「家賃」で、40代と比較して13.5ポイント高いという結果になった。
コロナ禍における引越の“実態”について
続いて、どのような理由で引越をしたのかについて調査したところ、最も多かった要因は「転勤」となった。
「転勤」以外では、「家(マンション)の購入・建て替えのため」や「結婚」、「転職」、「引越前よりも広い部屋に住む(部屋数を増やす)ため」、「間取りを変えるため」などが理由に挙げられた。
続いて、前住居と比較して新居がどう変化したのかを調査。コロナ禍の引越において最も考慮・意識された「通勤時間」は、「短くなった」と回答した人が最多だった。
新居に対する満足度では、「とても満足している」、「やや満足している」と回答した人が合わせて8割近く存在した。
アフターコロナにおける引越の意向について
引越をしなかった理由として最も多かったのが「感染リスク回避のため」で約30%存在した。その他、「金銭面」で引越を取りやめた人は約20%。
コロナ禍において引越をしなかったという人に対する 『新型コロナウイルスが収束したら、引越をしたいですか?』という質問では、「とてもしたい」、もしくは「ややしたい」と回答した人が全体の9割以上存在した。
まとめ
出勤時間の短縮のためなど、コロナ禍における引越トレンドは「家賃が高くても、広い部屋・通勤時間の短さ」を重視する傾向にあるようだ。
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