「従業員エンゲージメント向上のための効果的なアクションプラン」に関する研究結果

株式会社リンクアンドモチベーション(本社:東京都中央区、代表:小笹芳央、証券コード:2170)の研究機関モチベーションエンジニアリング研究所は、「従業員エンゲージメント向上のための効果的なアクションプラン」に関する調査を行い、結果を発表した。
調査概要
分析対象:8,010社、203万人のサーベイ結果及び、登録されたアクションプランに関する情報
分析方法:以下2つの観点から分析を実施
1)アクションプランの進捗率
2)アクションプランに登録されている内容
分析における参考フレーム:目標設定の際に活用されている「SMART(スマート)」の観点を参考とした。
アクションプランを持続している組織ほど、エンゲージメントスコアは向上

モチベーションクラウドに登録されているアクションプランの進捗率と、エンゲージメントスコア※の向上率について分析。アクションプランを進捗させ、持続している組織ほど、エンゲージメントスコアは向上していると言える。
行動に繋がる具体性(≒Specific)があるとアクションプランの進捗率が高い

アクションプランの進捗率が上位の単語は行動が明確なもの、下位は曖昧なものが多い。また、アクションプランの進捗率が上位の単語は行動を形容するもの、下位は状態を形容するものが多い。
表現が短く端的で達成できる粒度

(≒Achievable)であると進捗率が高い
アクションプランが進捗している組織、及び、アクションプランの進捗率が100%の組織ほど、アクションプランの平均文字数が「30文字」程度と端的であることがわかった。
また、アクションプランが進捗していない組織、及び、アクションプランの進捗率が100%未満の組織ほど、アクションプランの文字数が「50文字」を超えており、やや冗長な表現になっていることがわかった。
期限やスケジュールが明確(≒Time-bound)であると進捗率が高い

When(いつ)の記載なし:61.8%
When(いつ)の記載あり:70.8%
まとめ
従業員エンゲージメント向上のためには、アクションを持続することが重要である。持続させるためには「行動に繋がる具体性があること(≒Specific)」「表現が短く端的で達成できる粒度であること(≒Achievable)」「期限やスケジュールが明確であること(≒Time-bound)」の3つの要素を満たすアクションプランを設定することが効果的である。
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