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「転職市場予測2022上半期」転職市場はほぼすべての業界・職種で求人増の傾向

2022.01.17

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:喜多 恭子)は、「転職市場予測2022上半期」を公開した。

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2022年上半期、転職には“追い風”が吹いてチャンスが広がる

直近2年間、新型コロナウイルス感染症によってもたらされてきた社会の変化が2022年上半期の求人ニーズの背景にある。

IT化・DXに取り組む企業が増えたことに加えて、すべての業界で、2020年から2021年にコロナ禍で新卒採用、中途採用を控えていた企業が採用活動を再開し始めたため求人増加が予想される。

とりわけIT業界やWeb業界を中心に、事業活動が活発な企業は、事業拡大に必要な新規開拓を行う営業職や管理体制の強化に欠かせない人事・経理職でも、求人数の増加が期待できる。

半導体・電子部品の業界は、業績が好調な状態が続いている。そのため生産や事業拡大を見越して、専門的なスキルや知見を持つ電気・機械のエンジニア、化学エンジニアの採用を活発化させると考えられる。

また、コロナの流行を機に、ビジネス環境は大きく変化した。この変化に対応するために、企業は新規事業の立ち上げや、新サービス開発などに取り組んでいる。そのため、業界を問わず、戦略立案を行う「企画・マーケティング」、法務観点でのリスク精査を行う「法務」などのスペシャリスト系の求人増が見込まれる。

1月~3月は1年の中で最も採用が活発になる時期

企業の多くは3月・4月が年度の変わり目となるため、組織変更・人事異動に合わせて4月入社が多くなることや、3月までに採用予算を使い切りたいという企業の思惑がある。こうした時期要因があることに加えて、2020年~2021年にかけてはコロナの影響で採用活動を抑制した反動もあり、2022年1月~3月も転職活動のチャンスが広がるだろう。

「SDGs」や「脱炭素」をキーワードにした採用が活発化

近年「SDGs」に取り組む企業が増加しているが、2022年はこの動きがさらに加速すると考えられる。それに伴い、採用ニーズにも変化が生まれるだろう。例えば、自動車メーカーでは、「脱炭素社会」を目指し、自動車のEV化への対応強化を図るため、電池関連の設計職や開発エンジニア、電池を構成する材料開発の研究職などのニーズが今まで以上に高まると見込まれる。

まとめ

コロナ禍で控え気味だった採用活動が活発さを取り戻しつつある。2022年、転職のチャンスは多そうだ。

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