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一人ひとりの働きがいを可視化する 従業員向けの適性検査『SPI3 for Employees』

2022.01.31

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都品川区 代表取締役社長:山﨑 淳)は、2022年1月より従業員向けの適性検査『SPI3for Employees』のサービス提供を開始すると発表した。

新領域測定の背景

新領域測定の背景

新型コロナウィルス感染症拡大の影響によるテレワークの導入などで、この数年、仕事への向き合い方は大きく変化している。社員は不安や孤独を感じていると言われている一方、マネジャーの管理業務が増大していることから、社員一人ひとりが自律して働くことが求められている。また、長期的な視点からみても、不確実性が高く正解がないVUCA時代において、多様な価値観を持つ社員の個の力を生かすことの重要度が高まっている。このような背景から、社員の特性を客観的に把握し、人材マネジメントに生かそうとする企業が多くなってきている。

そこで、社員個人のやりがいを把握し、それらを高めていく方法を検討することを目的に、SPI3 for Employeesでは、SPI3の測定領域に加えて「志向・仕事観」を新領域として測定することとした。

SPI3 for Employees の測定領域

SPI3 for Employeesでは、SPI3で測定してきた資質としての「性格特性」に加え、「志向・仕事観」を測定する。「志向」とは、働く上で重視するものや実現したいことに対する考え方をあらわしている。また「仕事観」とは、仕事や組織、働くことに対する考え方をあらわしている。これらの働く上で大切にしていることが満たされているほど本人はやりがいを感じやすくなる。

これまで測定していた「性格特性」は、職務遂行上の得意不得意や組織へのなじみやすさといった「得意なこと」に関わる領域である。他方「志向・仕事観」は、働くうえでの重視点といった「大事にしたいこと」に関わる領域だ。

この「得意なこと」「大事にしたいこと」「任される仕事」、の重なりを大きくしていくことで、本人もやりがいを感じやすく成果を上げやすくなる。

SPI3 for Employees の 3 つの特長と活用方法

SPI3 for Employees の 3 つの特長と活用方法

SPI3 for Employees は、社員一人ひとりの個性を捉え、活躍を支援するための新しい適性検査です。3つの特長より、社員、上司それぞれ以下のような活用方法が期待できます。

■社員がセルフマネジメントのために活用する
①自分自身が大切にしていることがわかる
モチベーション・リソース*1 は、10 の要素のバランスでその人の特徴をあらわしています。自分自身のやりがいの源を知ることで、モチベーションアップのヒントをみつけることができます。

 

(2) ありたい自分の姿がわかる
働く目的と仕事を通じた成長に対する考え方をそれぞれ2軸のバランスであらわしています。社員が今後の働き方や自分の成長について考える機会を提供します。

(3) 自分らしい働き方のヒントがわかる
課題の進め方や周囲との協働の仕方についてあらわしています。自身の仕事の進め方のスタイルやクセについて知ることで、社員が自分らしい働き方について内省することを促します。


■上司が部下のマネジメントのために活用する

(1) 一人ひとりが大切にしていることがわかる
モチベーション・リソースは、10の要素のバランスでその人の特徴をあらわしています。新しい仕事・役割を任せるときや、取り組みをねぎらうときの動機づけに活用できます。

(2) 中長期的な視点での会話のヒントがわかる
働く目的と仕事を通じた成長に対する考え方をそれぞれ2軸のバランスであらわしています。中長期的な視点で、仕事の意味付けや成長の方向性について話し合う際の参考情報として活用できます。

(3) 日々のフォローのヒントがわかる
課題の進め方や周囲との協働の仕方に対する考え方をあらわしています。どのような考えを持っているかわかると、日々の仕事での言動の背景が理解できフォローの参考情報として活用できます。

リクルートマネジメントソリューションズについて

ブランドスローガンに「個と組織を生かす」を掲げ、クライアントの経営・人事課題の解決と、事業・戦略を推進する、リクルートグループのプロフェッショナルファームである。日本における業界のリーディングカンパニーとして、創業以来、領域の広さと知見の深さを強みに、人と組織のさまざまな課題に向き合い続けている。

まとめ

多様性時代のマネジメントは、「志向・仕事観」をお互いに知り、対話することがキーとなりそうだ。