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【調査発表】仕事と感情に関する意識調査 (個人編)

2022.02.28

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都品川区 代表取締役社長:山崎 淳)は、「仕事と感情に関する意識調査」を実施した。

仕事中に経験した感情について

仕事中に経験した感情について

直近1カ月の仕事中に経験した感情について、「非常によく感じた」「よく感じた」「ときどき感じた」の回答が多かったのは、多い順に「心配・不安(78.2%)」「怒り・嫌悪(71.6%)」「退屈・無意味(64.1%)」といずれも、ネガティブな感情である。

「ここ1カ月で最も印象に残っている感情」を尋ねた結果では、ネガティブな感情が約6割(59.7%)だった。

同じような経験でも、人によって異なる感情に

同じような経験でも、人によって異なる感情に

「ここ1カ月で最も印象に残っている感情」で選択した感情について、印象に残っている理由やエピソードを尋ねた。同じ感情についても、人によって多様なエピソードが見られる。

感情労働の3要素は、半数以上で求められている

感情労働の3要素は、半数以上で求められている

営業系・事務系・技術系のオフィスワーカーにおいて、感情を用いた職務遂行が求められる「感情労働」がどのくらい行われているかを確認した。

「とてもあてはまる」「あてはまる」「ややあてはまる」の割合で見ると、「感情の要求(職務遂行において感情を用いることを求められる)」は約8割、「感情の制御(本当の感情を抑える)」は約7割、「感情の演技(求められる感情を演じる)」は約6割と、いずれも半数を超えていた。

「仕事や職場に感情を持ち込むべきではない」約7割

「仕事や職場に感情を持ち込むべきではない」約7割

「仕事や職場に感情を持ち込むべきではない」という考えについての賛否を尋ねたところ、約7割が「持ち込むべきではない」と回答した。一方で、自分の職場では「持ち込むべきではないと考えている人が多い」と思う人は約6割である。

感情表出に対する考え方には正反対の意見が

感情表出に対する考え方には正反対の意見が

「持ち込むべきではない」についての肯定と否定、それぞれの理由を見ると正反対の意見が挙げられた。

ネガティブ感情「職場で伝えてよかった」は8割以上

ネガティブ感情「職場で伝えてよかった」は8割以上

「この1カ月で最も印象に残っている感情」について尋ねたところ、回答者のうち、「その場で自分の感情を出した」人の割合は、ポジティブな感情で33.6%、ネガティブな感情で11.3%、「あとで他の人にそのときの感情について話をした」は、ポジティブな感情29.5%、ネガティブな感情31.0%だった。

「この1カ月で最も印象に残っている感情」について「あとで社内の人に話した」人に尋ねたところ、「話してよかったと思う」人は、ポジティブな感情では100%、ネガティブな感情でも8割以上(83.5%)と、話してよかったという回答が圧倒的に多かった。

まとめ

神経科学やセンサー技術により、私たちの感情は科学的に把握できるようになってきた。感情の重要性についてあらためて考え、感情を科学的に扱うことが経営に求められているといえよう。

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