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女性特有の症状が理由で「働き方を変えた・諦めた経験あり」54.1%

2022.03.10

転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎、以下パーソルキャリア)は、女性の働き方とヘルスリテラシーに関する調査を実施し、第1弾の結果を発表した。

女性特有の症状に関する自覚

女性特有の症状に関する自覚

女性全体のうち、何らかの女性特有の症状を自覚している人は74.9%となった。

女性特有の症状による仕事への影響

女性特有の症状による仕事への影響

PMS(月経前症候群)や更年期症状など女性特有の症状を自覚している人のうち、5割超が「仕事に支障がある」と回答した。

女性特有の症状による働き方変化・諦めへの影響

女性特有の症状による働き方変化・諦めへの影響

女性特有の症状によって仕事に支障があると回答した人に、「働き方を変えたり、諦めたりしたことはあるか」を聞いたところ、54.1%の女性が該当することが明らかになった。

PMSや生理に関する症状による働き方への影響

PMSや生理に関する症状による働き方への影響

女性特有の症状の中でも、PMSや生理に関する症状によって「働き方を変えた」と回答した人は9.3%、「症状があったが、我慢/無理して仕事を続けていた」と答えた人が23.1%いることがわかった。

PMSや生理に関する症状でどのように働き方を変えたか

PMSや生理に関する症状でどのように働き方を変えたか

PMSや生理に関する症状で働き方を変えた人に、どのように働き方を変えたかについて尋ねたところ、最も多い回答は「職場での役割分担を軽くしてもらった」、次いで「難しそうな・チャレンジングな仕事をしなかった/諦めた」となった。この結果から、PMSや生理に関する症状が仕事上の挑戦を妨げる要因になっていることが明らかになった。また、「転職」した人が21.5%、「離職」した人が5.4%と職場を離れることにまでつながってしまっている。

PMSや生理に関する症状で働き方を変更したことによる納得度

PMSや生理に関する症状で働き方を変更したことによる納得度

PMSや生理に関する症状で働き方を変えた人に対し、その選択に対する納得度を確認したところ、時短勤務に変更した女性のうち42.0%、昇進昇格を諦めた・断った女性のうち48.5%が「納得していない」と回答した。PMSや生理に関する症状によって“やむを得ず”働き方を変更したがゆえ、納得できなかったという女性の心理が浮き彫りになった。

調査概要

調査期間:2022年1月6日
調査対象:20~59歳/会社役員、正社員、契約社員、公務員・団体職員いずれかの雇用形態で働く現職中の女性 3,200名
調査方法:インターネットによるアンケート回答方式
*2020年労働力調査結果に基づき、ウェイトバック集計を実施

まとめ

女性に関するヘルスリテラシー向上は、真の女性活躍推進、そして優秀人材の確保において、非常に重要な社会テーマだと言えるだろう。