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入社式は「リアル」で実施する企業が約7割で昨年よりも「リアル」開催が増加

2022.03.14

株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、「2022年4月入社の入社式・新入社員研修の実施方法」に関して、企業の人事担当者にアンケートを実施した。

調査の背景

2022年4月入社の入社式は、コロナ禍で三度目の実施となり、「リアル開催での感染症対策予防の方法」や「オンラインでの接続方法」など、企業が一定のノウハウを得た中での開催となる。多くの企業がオンラインで開催する環境を整備している一方、学生の約7割は「リアル」での入社式参加を希望しており(2021年12月調査)、「オンラインでは入社の実感を得にくい」「同期で直接話せる機会が欲しい」などの声も上っている。オンラインでできることが大きく増え、同時にリアルの大切さも再認識されるなか、コロナ禍で三度目となる入社式の実施方法を調査した。

入社式は「リアル」での実施を予定している企業が約7割

入社式は「リアル」での実施を予定している企業が約7割

2022年4月入社の入社式の実施方法は、「例年と同規模で、リアルで実施」が50.8%で最多。次いで、「規模を縮小してリアルで実施」16.4ポイントが続いた。「リアル」での実施を予定している企業は67.2%となり、昨年よりも6.3ポイント増加している。また、2022年入社の内定式の開催方法に関する調査では、「リアルで実施」と回答した企業は4割に満たなかったことから、内定式よりも入社式のほうが、リアルで実施する企業が多いことが分かる。

「オンラインとリアルを組み合わせて実施」は11.6%で、「リアルで実施するメイン会場と、サブ会場をオンラインでつなぐ予定」「新入社員はリアルで会場に集い、他の社員はオンラインでつなぐ」などとした企業が選択。「オンラインで実施」は3.1%で、昨年より3.5ポイント減少している。

新入社員研修の実施方法は「例年と同規模で、リアルで実施」が最多

新入社員研修の実施方法は「例年と同規模で、リアルで実施」が最多

2022年4月入社の入社式の実施方法は、「例年と同規模で、リアルで実施」が53.1%で最多。次いで回答を集めた項目は「オンラインとリアルを組み合わせて実施」24.3%だった」。「オンラインで実施」は3.7%に留まっており、研修の一部~全部を「リアル」で実施するとした企業は86.2%に上った。

調査概要

・調査対象:企業人事担当者
・調査方法:Web上でのアンケート
・調査日:2022年2月24日~2月28日
・有効回答数:354件
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記

参考:学生アンケート「入社式・新入社員研修は「リアル」を希望する新社会人が7割超」2021年12月調査

まとめ

感染症対策に注意しながら「リアル」でのコミュニケーションを模索している企業が増加しつつあるようだ。