「働くことに不安の強い10代・20代が、企業の仕事をお手伝い」NPOがプログラムを開始
NPO法人サンカクシャ(本部:東京都豊島区、代表理事:荒井佑介、以下サンカクシャ)は、2021年10月より、企業・団体10社と約30件連携し、16〜25歳頃の外で働くことに不安の強い若者に対して、安心できる人と環境のもとで仕事を体験するプログラム「サンカククエスト」を開始。企業から依頼を受けた仕事(クエスト)を、若者がサンカクシャのサポートを受けながらクリアすることで、自分に自信をもち、働く上で必要となる経験値を得られるよう支援を行ってきた。そしてこの度、プログラムで若者が実施するための仕事を募集すると発表した。
働くことに不安を抱く若者の背景
さまざまな家庭環境により身近な大人を頼れず、社会に馴染めない若者、不登校や引きこもりをきっかけに社会から孤立してしまう若者は働き始めるタイミングでつまずきやすい傾向がある。
特にサンカクシャでは、知らない人と働くことに不安を抱いている若者から、「働かなくてはと思うが一歩踏み出せない」「職場でのコミュニケーションがうまく取れず働いても長く続かない」といった悩みを多く聞いてきた。
本プログラムでは、そんな若者が働くことへの自信を身につけ、仕事体験を通じて社会の役に立つ楽しさや達成感を知ることで、働く意欲がわき、人や社会のつながりを感じられるよう支援している。
企業と連携したプログラム概要
本プログラムでは、若者は企業など依頼主より会計業務や、動画編集、飲食店の接客業などリアルな仕事の依頼を受ける。仕事には若者1人だけでなく、サンカクシャのスタッフやボランティアも伴走し、業務の遂行をサポートする。
そして、若者が引き受ける仕事の依頼主となるのが、若者支援のコンセプトに共感した企業・団体・個人の方々だ。
連携企業を募集
これまで、豊島区・文京区を中心に10社の企業・団体と連携してサンカククエストを実施してきた。連携企業からは、若い年代のアイデアが依頼した業務に活かされる、若者に仕事を依頼することでさまざまな背景の人材を受け入れる組織づくりの参考になるといった声が上がっている。
そしてこのたび、新たに本プログラムに参加し若者に仕事を依頼いただける企業・団体・個人の方を募集する。
募集する業務の種類は1日だけの単発でおわる業務や、数か月かけて納品する業務など。
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まとめ
若者にとっても企業にとってもそれぞれにメリットのある本取り組み。参加を検討してみてはいかがだろうか。