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エクスペディア 世界16地域 有給休暇・国際比較調査 2021 第二弾

2022.04.19

世界の大手総合旅行ブランドの一つであるエクスペディアでは、毎年恒例の「有給休暇の国際比較調査」リリース第二弾を発表した。

6年ぶりに改善した日本の有給休暇の取得率、若者の取得率が最も高い

6年ぶりに改善した日本の有給休暇の取得率、若者の取得率が最も高い

日本で働く人の有給休暇の取得率は6年ぶりに改善、過去11年の調査の中で最高の60%となった(2015年と同率)。世代別に見てみると、18歳から34歳の若者の取得率が67%、35歳以上の世代は60%となった。支給される休暇日数は若者の方が少ないものの、それ以上の世代に比べ、積極的に有給休暇を取得していることがわかる。

休暇中「家族やパートナーと一緒に過ごす」のが大切

休暇中「家族やパートナーと一緒に過ごす」のが大切

より価値のある休暇にするために大切なことについて聞いてみると、最も割合が多かった回答は「家族やパートナーと一緒に過ごす(40%)」だった。また、休暇を取得することによる仕事への影響について聞いてみると、日本で働く人の72%が「休暇後はポジティブな姿勢で仕事に取り組める」と回答、さらには64%の人が「休暇後は仕事へのモチベーションが上がる」と回答した。日本で働く人にとって、休暇を取得することはプライベートな生活での幸せや人間関係だけでなく、仕事にもポジティブな影響があると考えているようだ。

日本で働く人の半数以上が感じる「休み不足」

日本で働く人の半数以上が感じる「休み不足」

日本で働く人は休暇を取得することのポジティブな影響を感じている一方で、55%の人が「休み不足を感じている」と回答。2020年はその前年に比べ「休み不足」を感じている人が約10%減少していたものの、2021年には再度10%上昇してしまう結果となった。さらに、「休暇中に連絡を遮断するか」という質問に対し、43%が「連絡を遮断しない」と回答、世界で最も多い結果となった。

アンケート概要

サンプル数: 計14,544名/16地域(日本のサンプル数1,003名)
調査対象: 日本、アメリカ、カナダ、メキシコ、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、オーストラリア、 ニュージーランド、香港、マレーシア、シンガポール、韓国、タイ、台湾
調査期間: 2021年12月14日~12月30日
調査方法: インターネットリサーチ
調査会社: Northstar Research Partners
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がある。

まとめ

調査の結果から、休暇が仕事にいい影響をもたらすことがわかった。一方で休み不足を実感する人も多い。休暇を取りやすい環境の整備が求められているのではないだろうか。