「ビジネスメール実態調査2022」ビジネスパーソンが直面しているメールコミュニケーションの現状
一般社団法人日本ビジネスメール協会(代表理事:平野友朗、所在地:東京都千代田区)は、2022年6月1日に、仕事におけるメールの利用状況と実態を調査した「ビジネスメール実態調査2022」を発表した。
調査の概要
【調査目的】仕事におけるメールの利用実態と課題を把握
【調査対象】仕事でメールを使っている人
【調査時期】2022年4月1日から4月30日
【調査方法】インターネット回答方式
【調査実施機関】株式会社アイ・コミュニケーション
【有効回答数】1,522
「ビジネスメール実態調査2022」詳細はこちら
仕事上のコミュニケーション手段について
・トップ3は「メール」、「電話」、「テレビ会議・ウェブ会議」
・「テレビ会議・ウェブ会議」と「チャット・メッセージングアプリ」は増加傾向
・「電話」「会う」「ビジネス文書」「ファクス」「ソーシャルメディア」「手紙・ニュースレター」は減少傾向
メールの送受信について
・仕事で利用している主な機器は「パソコン」
・仕事で利用しているメールソフト、第1位は「Outlook」
・仕事で使用している形式は「テキスト形式」が6割を超える
・1日平均は送信「16.27通」、受信「66.87通」
メールの確認・返信について
・仕事で1日に1回はメールを確認している人が99.47%
・7割を超える人が1日(24時間)以内に返信がこないと遅いと感じる
・68.2%の人が、メールの返信が遅れてしまうことがある
・返信が遅れてしまう理由、第1位は「すぐに結論が出せない」
メールにかける時間について
・メールを1通読むのにかかる平均時間は1分24秒
・約7割の人が1通のメールを1分以内に読んでいる
・メールを1通書くのにかかる平均時間は6分5秒
・7割を超える人が1通のメールを5分以内に書いている
メールの不安について
・自分のメールに不安を抱くことがある人は7割を超える
・メールでの不安、第1位は「正しく伝わるか」
メールの失敗について
・40.15%の人が過去一年間に仕事でメールの失敗をしている
・メールの失敗、第1位は「添付ファイルの付け忘れ」
・7割強の人が、仕事でメールを受け取り、失敗を見つけている
・見つけたメールの失敗、第1位は「誤字や脱字」
メールの不快感について
・仕事のメールで不快に感じたことがある人は、4割を超える
・仕事で不快なメール、第1位は「質問に答えていない」
残業とメールの関係について
・残業が多いと感じることがある人は47.63%、ない人は52.36%
・残業が多いと感じることがある人は、1日の送受信数が多い
・残業が多いと感じることがある人の方が、ない人よりも、返信が遅れてしまうことがあり、不安を感じ、メールで失敗をしている
まとめ
ビジネスパーソンが直面している、メールコミュニケーションの課題が明らかとなった。自社での業務の参考にして頂きたい。