【請求書受領する大企業、インボイス制度への対応は?】半数以上が「電子請求書発行」依頼を実施

ペーパーロジック株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役:横山 公一)は、インボイス制度への対応に関する実態調査を実施した。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年4月22日〜同年4月25日
有効回答:従業員1000名以上の大企業に勤めている経理担当者100名
インボイス制度の理解度

インボイス制度の内容についての理解度を尋ねたところ、「詳細まで理解している」が26.0%、「概略まで理解している」が30.0%という回答となった。
受領請求書の電子対紙の割合

取引先から受領する請求書について、「紙」と「電子」の割合を尋ねたところ、「8~9割電子・1~2割紙」が21.0%となった。
「全て電子」「わからない」以外を選択した方に、「Q3.新しい取引先等から送付される請求書に関して、電子発行の依頼を行っていますか。」と質問したところ、「行っている」が55.5%となった。また、「Q4.紙の請求書を電子にして欲しいと思いますか。」と質問したところ、「非常に思う」が42.2%、「やや思う」が37.3%となった。
電子請求書を希望する理由

Q4で「非常に思う・やや思う」と回答した方に理由を尋ねたところ、「テレワークを行っており、請求書処理のために出社する必要があるから」、「請求書が紛失してしまうことがあるから」が上位となった。
インボイス制度がきっかけで「請求書の電子化システム」を導入

「Q6.あなたの会社では、インボイス制度をきっかけとして請求書の電子化システムの導入を検討していますか。」と質問したところ、「インボイス制度をきっかけとして導入予定」が31.0%となった。
大企業の73.0%が月次決算を実施

「Q7.あなたの会社では、月次決算が行われていますか。」と質問したところ、「行われている」が73.0%となった。また、「行われている」と回答した方に請求書受領締日を尋ねたところ、「当月末まで」が32.9%、「当月25日まで」が20.5%となった。
さらに、Q7で「行われている」かつQ6で「すでに導入済」「インボイス制度をきっかけとして導入予定」「インボイス制度関係なく導入予定」と回答した方に、「Q8.月次決算が確定するまでのリードタイム短縮は、請求書の電子化システムを導入する理由になりましたか。」と質問したところ、「大きな導入理由となった」が32.7%、「導入理由の一つだった」が36.4%となった。
部署間での請求書共有・転送

Q7で「行われている」かつQ6で「すでに導入済」と回答した方に、「Q10.あなたの会社では、部署間での請求書共有・転送(例:営業部から経理部への請求書共有など)は、電子になっていますか。」と質問したところ、「全て電子」が64.7%となった。
まとめ
企業の税制対策としてインボイス制度への準備は必須と言えるが、大企業においては多数の取引先への対応や業者登録作業などを考えると、電子化システムによる対策が最適と言えるのではないだろうか。