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エンゲージメントと転職意向推移から見る国別の特徴!いずれも低い日本の不思議

2022.06.17

組織・人事コンサルティングファームであるセレクションアンドバリエーション株式会社(東京都港区南青山、大阪市西区、名古屋市西区 / 代表取締役社長:平康慶浩)は、エンゲージメントと転職意向の関係性について分析。その分析結果をまとめた、「エンゲージメントと転職意向推移から見る国別の特徴 いずれも低い日本の不思議」を発行したことを発表した。

エンゲージメントも転職意向も低い日本の不思議

セレクションアンドバリエーションでは、Gallup” State of the Global Workplace2022 Report”をもとに、エンゲージメント1と転職意向の関係性についての分析を行った。今回の
分析対象として日本、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツの 6 か国を選択した。

Gallup 社の調査では、エンゲージメントと転職意向について、基準年を含めた3か年の平均値を提示している。そこで同社では、2018年から2020年の3年間と、2019年から2021 年の3年間との推移を確認した。その結果、エンゲージメントの高さが転職意向と比例する傾向が見えた。

特に日本においては、エンゲージメントが先進諸国の中でも際立って低いにも関わらず転職意向が小さい、不思議な状況が判明した。

同社はその関係性について、「エンゲージメントが向上すると転職する人が増える」ということではなく、「転職があたりまえの国々でエンゲージメント向上に向けた諸施策を各企業が徹底している」という読み方をすべきだろうと推論した。

転職が増えることで増加するエンゲージメント対策の重要性

主要先進国別エンゲージメントと転職意向推移の表においては、2021 年から 2022 年にかけて転職意向は極端に低くなってはいるが、コロナショックの影響があると考えられる。そのため、今後日本においても、今後転職者割合が高まってゆくとすれば、各企業における従業員エンゲージメント対策の重要度は増加していくという結論に至った。

調査概要

以下の資料から分析を実施。
Gallup” State of the Global Workplace2022 Report”

本調査レポート「エンゲージメントと転職意向推移から見る国別の特徴 いずれも低い日本の不思議」についてはこちら

​セレクションアンドバリエーション株式会社について​

「組織・人事領域」に特化した高い専門性を持つ人事コンサルティングファーム。東証一部上場企業から従業員数数十名規模の中小企業まで多様な業種、規模の企業に対して戦略実現と業績向上に資する変革を支援。企業の人事戦略策定、人事制度設計、人事制度運用、組織風土改善、その他経営幹部教育など、人と組織にかかる変革を促進している。

本社所在地:  〒107-0062 東京都港区南青山2丁目2-15 ウィン青山1403
事業内容:   組織・人事コンサルティング
設立:     2006年3月有限会社として設立(2011年6月株式会社化)

まとめ

今後、従業員エンゲージメントの向上に向けた対応がより重要視されていくことが予想される調査結果となった。自社での取り組みについて、この機会に改めて検討してみてはいかがだろうか。