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『エン転職』1万人アンケート(2022年6月) 転勤に関する意識調査

2022.06.22

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する総合求人サイト『エン転職』上で、ユーザーを対象に「転勤」についてアンケートを実施し、 10,165名から回答を得た。

64%が「転勤は退職のキッカケになる」と回答

64%が「転勤は退職のキッカケになる」と回答

転勤は退職を考えるキッカケになるか尋ねたところ、64%が「なる」(なる:36%、ややなる:28%)と回答した。2019年に実施した同調査より、5ポイント増加している。年代別にみると、20代、30代は7割以上が「なる」と回答。男女別にみると、男性より女性がキッカケになることが分かった。

また、「これまでに、転勤を理由に退職したことはありますか?」と尋ねると、「ある」は9%と1割未満に留まったが、2019年の同調査からは4ポイント増加した。

2割が「コロナ禍で転勤への意識が変化した」と回答

2割が「コロナ禍で転勤への意識が変化した」と回答

コロナ禍になり転勤へのイメージや考え方に変化があったか伺うと、21%が「変化した」と回答した。どのように変化したかを聞くと、「よいと思わなくなった」が半数以上を占めた。リモートワークの広がりにより、転勤の必要性が問われていることが伺える。

年代別に見ると、30代と40代以上では約6割が「よいと思わなくなった」(30代:60%、40代:59%)と回答した一方、20代は52%が「よいと思うようになった」と回答。30代以上に比べ、転勤に対して肯定的な方の割合が多い結果になった。

52%が転勤を承諾する意向

52%が転勤を承諾する意向

今後、転勤辞令が出た場合の対処を尋ねると、52%が「承諾する」(承諾する:16%、条件付きで承諾する:36%)と回答した。2019年の同調査より、11ポイント減少している。

「条件付きで承諾する」と回答した方に承諾条件を尋ねると、トップ3は「家賃補助がでる」、「昇進・昇給」、「転勤期間が決まっている」となった。

「条件に関係なく転勤を拒否する」と回答した方に理由を尋ねると、トップ3は「配偶者も仕事をしているから」、「子育てがしづらいから」、「親の世話・介護がしづらいから」となった。

コロナ禍での転勤、苦労したことは

コロナ禍での転勤、苦労したことは

これまでの転勤経験の有無を聞くと、32%が「ある」と回答した。転勤経験がある方に、転勤してよかったことを尋ねたところ、トップ3は「人間関係が広がった」、「業務範囲が広がった」、「自身の能力が向上した」だった。

コロナ禍(2020年)以降に転勤された方に「コロナ禍の転勤で、特に苦労したことはなんですか?」と聞くと、第1位は「転勤先での人間関係構築が難しい」となった。

調査概要

調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エン転職』を利用するユーザー
調査期間:2022年4月26日~5月25日
有効回答数:10,165名

まとめ

転勤に関する意識が明らかとなった本調査。今後の人事計画等の参考にしてみてはいかがだろうか。