<ヨクミル医療相談>海外進出8万社の従業員を守る「海外健康経営パッケージ」リリース
海外オンライン医療相談サービスを提供するYOKUMIRU株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:原翔平)は、海外進出法人向けに、日本人医師が定期的に従業員の健康をサポートする「海外健康経営パッケージ」を7月1日にリリースした。
概要
YOKUMIRU株式会社は2021年より、海外に滞在する日本人に対し『ヨクミル医療相談』を提供しており、現在では約50カ国に滞在する会員から日本人専門医に対し、オンライン医療相談が行われている。
今回リリースした法人向け「海外健康経営パッケージ」は、海外赴任をする従業員の心身の健康を継続的に支援することで、企業と従業員の双方が安心して海外進出する環境づくりに寄与することを目的にしている。
「海外健康経営パッケージ」の特徴
①医師による定期チェック
②企業へのフィードバック
③少人数から始められる料金設定
「海外健康経営パッケージ」開発の背景
①健康経営に取り組む企業のサポート
日本国内では「健康経営」への意識が高まり、従業員の心身の健康サポートが重要視されている中、海外赴任者に対しては十分とは言えないのが課題となっている。2008年に施行された『労働契約法第5条』には、従業員が安全かつ健康に労働できるようにするため、企業が負う責務「安全配慮義務」について明文化されている。これについては、海外に赴任・出張する従業員についても同様であるはずだが、海外旅行保険を付帯させるだけに留まっているのが実情だ。本パッケージは、定期的な医師のフィードバックを軸に、企業が従業員の健康を見守ることのできる環境を実現している。
②医療保険だけでは不十分
現在ヨクミルを利用している会員の多くは、日本企業から派遣されて海外で仕事をしている。会社から医療保険が付帯されていても「現地の病院は手続きが煩雑」「予約が取りにくい」などの理由で、医療機関を利用するのが不便な状況だ。加えて、慣れない土地での勤務や生活によりメンタルを患う人が増加しているが、現地の病院でメンタルケアを行うことはさらにハードルが高いものになっている。
③メンタル面でのサポートが急務
外務省の資料によると、海外での日本人の自殺者は死因の10%近くあり、国内と比べて約6倍にもなる。うつ病はパフォーマンスが回復するまで約400日かかり、これはガンや骨折よりはるかに大きなダメージのため、メンタル面でのサポートが急務となっている。
まとめ
日本企業の海外進出は、法人にとっては大きなビジネスチャンスであり、海外赴任を行う従業員のキャリアにもプラスになる一方で、従業員とその家族には大きな変化と負担を強いられるという側面も。海外赴任する従業員が存分に力を発揮できるよう、企業は心身共に健康でいられる環境の整備に注力するべきだろう。