採用支援のHeaR、『23卒採用振り返り調査レポート』を発表
採用コンサルティング事業、キャリア教育事業、採用DXツールの開発を行うHeaR株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:大上諒、以下「HeaR」)は、23卒採用活動を行なった企業の採用担当者を対象にしたアンケート結果を集計した、『23卒採用振り返り調査レポート』を発表した。
調査概要
・調査実施期間:2022年6月17日〜2022年7月21日
・回答者属性:23卒採用担当および責任者
・回答者数:31名
・調査方法:Google フォーム
アンケート結果のダウンロードはこちら
23卒採用活動の実施時期
政府が推奨する2023卒就活スケジュールでの就職情報解禁が2022年3月 からであったものの、前倒しで情報解禁する企業が半数を超えた。多くの企業が2021年10月〜2022年3月に動き出している。2024卒も同様の傾向と推察し、9月以前に採用活動を開始することで企業認知に繋がると考えられる。
2022年7月時点で採用活動を継続している企業は80.6%。採用活動が終わらない中で翌年度の新卒採用活動を推進する必要があり、新卒採用における企業の負担は大きい。
23卒の採用目標人数
企業規模や事業内容に依る回答になっており、採用目標人数の傾向は見受けられなか った。採用目標人数が11-20名/21-50名の企業は内定出し率約120%で着地。 一方で、1-10名/51名以上の企業の内定出し率は90%を下回っている。
なお、採用成功した企業の採用目標は平均6.3名となっている。自社の採用ペルソナを明確にし、ダイレクトリクルーティングサービスを活用するのがオススメだ。
選考手法について
初回選考の半数以上が書類選考や適性検査の「非接触型」となっている。また、回答者からはオフラインでの初回接触の回答はなかった。
1次選考では候補者をアトラクトし、2次選考でスクリーニングする傾向。2次ではオフラインによる選考を継続している企業が25%ほど。3次選考における適性検査実施率は16.1%となった。
23卒向けインターンシップ
企業の半数がインターンシップを実施したと回答。実施企業の70%が2日間以内で実施したことがわかった。また、実施手法についてはオンラインでの実施がやや多かった。実施回数は5回以内が57%超となっている。
まとめ
23卒に続き24卒採用活動も⻑期化の流れは避けられない。 また、オンラインの採用活動が定着したことに伴い、企業側のリテラシーも試されている。悪い候補者体験は歩留まり率低減の要因になるため、アトラクトの手法を確立する必要があるだろう。場当たり的な施策で採用は成功しない。採用ペルソナを明確にした上で候補者の行動・心理 状態をフェーズごとに整理し、自社特有の魅力をそれぞれの施策に落とし込んでいくことが重要だ。