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【調査発表】リモート下の会社員の学びに関する実態調査

2022.08.08

企業における経営・人事課題の解決および、事業・戦略の推進を支援する株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都品川区 代表取締役社長:山崎 淳 以下、当社)は、新型コロナウイルスの発生以降、現在も同じ会社で勤務しており、テレワークの頻度が週または月の半分以上に増えた( コロナ 以前は半分以下) 832人に対し、2022年2月に「リモート下の会社員の学びに関する実態調査」を実施し、その調査結果を公表した。

調査の背景

新型コロナウイルスの発生をきっかけに、仕事と学習のリモート化が大きく進展した。これらのリモート化により、会社員の仕事に関する学びには、どのような変化があったのだろうか。

仕事と学習のリモート化が学習に与える「プラス」と「マイナス」両面の影響が想定されるなか、この調査では、コロナ禍前と比較して、勤務形態が「出社ワーク中心」から「テレワーク中心」へと変化した会社員を対象に、下記を検証した。

1. テレワーク中心になったことで、「仕事に関する学びの満足度」「仕事に関する新しい学びの有無」はどのように変化したか
2. 学習資 源としての「仕事に関する学びに使える時間」「対人ネットワーク」「学習機会」はどのように変化したか

なお、この調査では「学び」について、知識やスキルの習得だけでなく、職場での経験や対人関係からの学びなども含め、広く捉えて質問をしている。

調査の結果

調査の結果

● 「仕事に関する学びの満足度」は、変わらないか高くなった人が多数派
● 過去1年で仕事に関する新しい学びを得た割合は、 「 中長期的にキャリアに役立つ学び 」を中心に、2019年調査よりやや増加傾向
● 仕事に関する学びに使える時間は約半数が増加、対人ネットワークは約半数が減少
● 学びの機会は「上司・職場」「会社」に多い
● リモート下での学びの機会は増加の傾向。特に社外の学習機会が増加
●「仕事に関する学びに使える時間」「学習機会」は、減少した人より増加した人が多い
● 仕事に関する学びに使える時間や学習機会の増加は、学びを促進している

まとめ

今回の調査では、コロナ禍以降、勤務形態が「出社ワーク中心」から「テレワーク中心」へと変化した会社員について、「仕事に関する学びに使える時間」や「学習機会」が増加したこと、それが仕事に関する学びの程度にプラスの影響を与えていることがわかった。テレワーク中心となることで、学びを阻害する要因を解消し、意欲の高い会社員の学びを促進する効果があると考えられるだろう。