新型コロナを疑う症状がある方への抗原定性検査キットの配布対象年齢を40歳代まで拡大

東京都では、感染急拡大に伴い、診療・検査医療機関への検査・受診の集中を緩和し、発熱等の症状がある方が速やかに適切な保健医療サービスを受けられるよう、新型コロナを疑う症状がある方(有症状者)に対して、体外診断用医薬品として承認を受けた抗原定性検査キットを配布している。現在、20歳代、30歳代の方を対象としているが、40歳代の方まで対象を拡大することを発表した。申込数が1日7万キットに達した時点で、当日の受付は終了となる。
変更内容
拡大後の対象者:都内在住(長期滞在者を含む。)で、新型コロナウイルス感染症の発症を疑う何らかの症状がある方。
※濃厚接触者であるかどうかは問わない。
※20歳代から40歳代までの方の申込みを受け付ける。
変更日時:令和4年8月12日(金曜日)午後5時から
問合せ先
抗原定性検査キットの申込・配送等に関しては、下記コールセンターにて問合せを受け付けている。
東京都検査キット直接配送事務局 コールセンター
0570-020-205
受付時間:午前9時から午後7時まで(土日祝日を含む毎日)
申込みに係る留意点
■発熱等の症状が現れた時点(医療機関受診前)で申込みが可能。
■1回の申込みで1人1キット、本事業実施期間中1人2回まで申込みが可能。
■正午までの申込み分が、翌日に配送される。
検査方法
抗原定性検査キットにより、自身で検体を採取し、検査を実施する。15分から30分程度で検査結果が分かる。
なお、本キットによる検査のみでは確定診断にはならない。本キットを使用した自宅での検査で陽性となった場合は、東京都陽性者登録センターに登録する必要がある。登録時には検査結果の画像が必要となるため、検査結果は、スマートフォンなどで画像として保存しておかなければならない。
症状が重篤な場合や基礎疾患等のある方が陽性となった場合は、医療機関を受診すること。医療機関では、医師の判断により、受診時に再度の検査を行うことなく、本キットによる検査結果を確定診断に用いる場合がある。受診時には検査結果を提示できる状態にしておく必要がある。
また、結果が「陰性」でも感染の可能性を否定するものではないため、感染対策の徹底は継続が必要だ。
まとめ
感染者の増加や医療現場の状況に応じて、各自治体の対応も随時変わってきている。常に最新の情報を把握し、社内で共有しておく必要があるだろう。