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「就業者の転職や価値観等に関する実態調査2022」第1弾 転職経験や転職意向等について

2022.09.27

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)は、「就業者の転職や価値観等に関する実態調査2022」を実施。今回、調査結果の一部を発表した。

両極化する転職経験

■転職経験者の割合は20代ですでに4割弱を、そして30代で半数を超えている。40代、50代では6割弱と安定している。

20代から30代にかけて、転職経験者の割合が15.5ポイント増加するのに対して、転職未活動者の割合は7.3ポイント減少するに過ぎない。20代では転職1回が転職経験者の62.6%を占めるのに対して、50代では3回以上が約半数を占める。50代では転職経験者が58.0%なので、3回以上の転職経験者は50代のうちおよそ28%と算出される。

50代も約4割が転職を考える

転職意向は年代が高くなるほど低くくなる傾向だが、50代の約4割が転職を考えている。

転職未経験者の転職意向約5割に対して、転職経験者は約6割である。しかし、転職未経験だが、転職活動実施者では、年代に関わらず転職未経験で活動未実施者よりも、転職意向が高いことがわかった。

転職先が見つかる前に辞める

2022年3月時点での、現在正社員・正職員の20~50代就業者において、転職先が決まる前に前職を離職したものは、年代に関わらず4割を超えていることがわかった。

転職先の入社までに6か月以上かかっているのは2割以上

転職活動開始から入社までの期間は、20代の転職者平均で3.5か月、50代では4.2か月と、転職経験豊富な転職者が増えるにつれて増加する傾向にある。しかし離職のタイミングとの関係は、「前の勤務先を退職した後に、現在の勤務先が決まった」転職者で平均3.8か月、「現在の勤務先が決まってから、前の勤務先を退職した」転職者で平均4.0か月と大差なく明確ではない。

離職のタイミングとして「前の勤務先を退職した後に、現在の勤務先か決まった」転職者において、入社までの期間が6か月以上かかっている者は2割以上であった。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:2022年3月時点での20~65歳の就業者
有効回答数:13,240人
調査実施期間:2022年3月29日~30日
調査機関:マクロミル

≪本レポートについて≫
本レポートでは、集計対象を
○年齢20~59歳
○2022年3月調査時点(以下、現在)での就業形態が「正社員・正職員」
※転職経験者は、転職前の就業形態が「正社員・正職員」
の7,804人にて行っている

まとめ

転職経験や転職意向等に関する実態が明らかとなった本調査。採用活動等の参考にしていただきたい。