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【副業年収実態調査】今話題の副業収入300万円を超える副業者の実態とは?

2022.10.03

パーソルキャリア株式会社が運営する、プロフェッショナル人材の総合活用支援ブランド「HiPro(ハイプロ)」(編集長 : 鏑木 陽二朗)は、副業年収300万円以上のビジネスパーソンを対象にした実態調査を行った。なお、本調査は株式投資、FX、不動産投資による収入は除き、年間300万円以上の収入がある方が対象。

調査背景

国税庁は2022年8月1日に、「所得税基本通達の制定について」の一部改正案(副業での収入300万円以下は事業所得ではなく雑所得に)の意見公募手続(パブリック・コメント)※1を開始した。本改正案の発表により、副業年収300万円以下の副業者の税負担、今後の副業における話題がニュースやSNSなどで報道されている状況だ。

そこで今回は、今話題となっている「副業収入300万円」に着目し、副業年収300万円以上の方の副業実態調査を行う運びとなった。

※1 : 政令や省令等を決めようとする際に、あらかじめその案を公表し、広く国民から意見、情報を募集する手続き

調査結果サマリー

■副業年収300万円以上は副業者全体の1割程度(13.2%)
■副業年収300万円以上を稼ぐ副業者のうち300万円・400万円代が全体の半数以上(56.5%)
■副業者が任されている業務内容は「専門性の高い業務」が8割を超える(83.5%)
■1か月あたりの副業に従事する労働時間は「20時間以上」が過半数(54.5%)
■業務内容は「経営企画」、「商品/サービス企画」が21.0%で最も多い結果に
■副業を始めたきっかけは「収入」(66.0%)「スキル」(40.5%)「キャリア」(20.0%)“3つのアップ”
■実際にスキルアップ、キャリアアップにつながった副業者は6割以上

調査概要

<①副業年収額について>
集計対象数 : 全国の男女20~50代の副業者1,556名
調査手法  : インターネット調査
調査期間  : 2022年9月9日~9月12日

<②副業年収300万円以上の方を対象した調査について>
集計対象数 : 全国の20~50代で株式投資、FX、不動産投資による収入は除き
副業年収が300万円以上の男女200名
調査手法  : インターネット調査
調査期間  : 2022年9月9日~9月12日

まとめ

2022年7月に「副業や兼業に関するガイドラインの改定」が発表されるなど、労働力人口が減少する中、副業者の活用を後押しする風潮が進んでいる。自社で取り組みを検討しているのであれば、調査結果を参考にしてみてはいかがだろうか。