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ルンドベック・ジャパン 日本におけるメンタルヘルスのリテラシーを問う意識調査を実施

2022.10.06

ルンドベック・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:クリストファー・ダール、以下「ルンドベック・ジャパン」)は、世界メンタルヘルスデー(10月10日)に先立ち、メンタルヘルスに関するリテラシーを測るインターネット調査を行った。

調査結果サマリー

調査結果サマリー

1.主な精神疾患8種の認知度の平均は、患者60.6%に対して一般の人は38.9%
2.一般の人の45.2%が、最も身近な精神疾患であるうつ病の症状をよく理解していない
3.精神疾患に関する情報入手に自信を持つ人は、一般で20.7%、患者でも37.1%に留まる
4.患者さんであっても公的な相談窓口の認知は約5割に留まる
5.自分が精神疾患になった場合に、4人に一人は「誰にも言わない」と回答。専門家への6.「世界メンタルヘルスデー」の認知度は、一般の人で12.8%、患者で18.0%

調査概要

調査手法 : オンライン定量調査 (実査委託先:楽天インサイト株式会社)
調査地域 : 全国 (割り付けなし)
対象者 : 10代(15歳〜)〜60代の男女 1000人
年代・性別均等割り付け(各50人に達したところで調査終了)
A. 不安症、うつ病、躁病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症
のいずれかで、6ヶ月以上の通院経験がある患者 500人
B. 精神疾患での通院経験がない一般生活者 500人
実査日程 : 2022年7月15日(金)〜18日(月)

メンタルヘルスリテラシー尺度とは(1),(2),(3)

メンタルヘルスリテラシー尺度(MHLS)は、メンタルヘルスに関するリテラシーを評価する国際的に検証された尺度で、6つの因子を分析するもの。オーストラリアで開発された尺度であるが、世界各国で用いられ、日本においても検証されている。本調査は、下記論文を引用して作成した。

(1) Moeka Ikeyama, Kotaro Imamura, Norito Kawakami (2022). Reliability and validity of the Japanese version of the Mental Health Literacy Scale (MHLS) among undergraduate and graduate students in the medical field.
(2) 東京大学大学院医学系研究科 精神保健学分野/精神看護学分野 日本語版メンタルヘルスリテラシー尺度
(3) 医療分野の学部生および大学院生における日本語版メンタルヘルス・リテラシー・スケール(MHLS)の信頼性と妥当性

まとめ

調査の結果、重症化を防ぐための早期介入、早期受診につなげるためにもメンタルヘルスに関するリテラシー向上は重要な課題であることが明らかとなった。