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【債権管理・入金消込業務実態調査レポート】70%以上がシステムを活用

2022.10.07

2022年8月、債権管理・入金消込の自動化システム「Victory-ONEシリーズ」を開発・販売する株式会社アール・アンド・エー・シー(本社:東京都中央区、代表取締役:高山知泰、以下R&AC)は、全国の経理業務に関わる20代~60代男女1637名に入金消込業務の実態を調査した。

近年トレンドになっているDXが加速

近年トレンドになっているDXが加速

​PwCコンサルティング社のDX推進実態調査によれば、「全社的にDX推進に取り組んでいる」企業は約60%、DXの取り組みの「成果が出ている」のは63%になっている。

※引用:2022年 PwCコンサルティング社「日本企業のDX推進実態調査2022」n=1,103

近年トレンドとなっているDX(デジタル・トランスフォーメーション)は、日本企業でも取り組みが増え、成果を得られている企業も多く出ている。DXが進んでいる中、経理業務の一つである債権管理・入金消込業務も業務フローやシステムの見直しなどが進んでいるのか、実態を調査した。

70%以上が入金消込業務にシステム利用している

70%以上が入金消込業務にシステム利用している

​債権情報(請求情報)と入金情報の照合作業(いわゆる入金消込作業)は、どのようなシステムで業務しているか尋ねたところ、​51.6%が基幹/会計/請求システム等の機能で照合作業しているという結果となった。入金消込に特化したシステム利用は約20%となり、約70%以上が入金消込業務にシステムを利用している。経理周辺システムにはオプション機能として債権管理・入金消込オプションなどが付随することも多いため、約半数の方は付随機能を利用しているとも考えられる。

60%以上が入金消込作業に手間や時間がかかっている

60%以上が入金消込作業に手間や時間がかかっている

債権情報(請求情報)と入金情報の照合業務(いわゆる入金消込作業)は、手が掛かっていたり、時間のかかる作業になっていたりするか尋ねたところ、約60%以上が入金消込作業に手間や時間がかかっていると回答した。会計・基幹システム等の経理周辺システムを利用していても、入金消込作業は大きな業務負担になっていることが伺える。

手間や時間がかかる原因

手間や時間がかかる原因

どのような作業が手の掛かる原因になっているか尋ねたところ、47.8%が入金消込作業のコア業務である請求・入金の照合に手間や時間がかかっていると回答している。また、「得意先入金の特定」や「違算・未収の営業現場や得意先に確認する作業」「消し込みした入金情報を基幹・会計システムなどへ入力する手作業」はいずれも30%以上となっており、照合作業以外でも作業負担が大きくなっている。

まとめ

DXへの取り組みは進んでいるものの、債権管理、入金消込作業には課題点が多く、まだまだ手作業・目視などが多数発生し、工数がかかっていることが想定される調査結果となった。