ジョブカン勤怠管理が「産後パパ育休」を支援
株式会社DONUTS(東京都渋谷区、代表取締役:西村啓成)が提供するバックオフィス支援クラウドサービス「ジョブカン勤怠管理」は、10月1日より新たに施行された「産後パパ育休(出生時育児休業)」を支援するため、対応する機能を実装した。
「男性の育児休業取得率向上」に対する注目度の高まり
2022年8月にBIGLOBEが行った「Z世代の仕事と育児に関する意識調査(※1)」によれば、Z世代の8割弱が「男性も育児休業を取得すべき」と答えており、若い世代にとって男性の育児参加はもはや当たり前の感覚に近づいていると言える。一方で、厚生労働省の「雇用均等基本調査(※2)」によれば、2021年度(令和3年度)の女性の育児休業取得率85.1%と比較して、男性の育児休業取得率は未だ13.97%であり、その半数以上が2週間未満の短期間の休暇しか取得していないことがわかっている。
2022年4月より段階的に施行されている改正育児・介護休業法には、男性の育児休業取得率向上に向けた数々な施策が含まれている。特に10月1日に施行された「産後パパ育休」と「育児休業の分割取得」は、育児休業取得を希望する男性の選択肢が大幅に増え、仕事と家庭を両立する柔軟な働き方を実現できるため大きな注目を集めている。
※1:BIGLOBE「Z世代の仕事と育児に関する意識調査」
※2:厚生労働省「令和3年度雇用均等基本調査(事業所調査結果概要)」
新制度への早期対応で企業の新たな一歩を後押し
「産後パパ育休」はこれまでの育休とは異なり、申出期限が短縮され、短期間の育休を分割して取得できるようになったことで、男性の育児休業取得のハードルを下げることが期待されている。一方で、休業中の就業が限定的に可能となったことにより、形だけの休業制度とならないよう労務手続き面での条件チェック等が重要となる。
「ジョブカン勤怠管理」では、有給休暇や従来の育児休業とは別に「産後パパ育休」を取得できるようになり、取得期間中に就業を行う場合は日数や勤務時間が規定を超過しないようアラートでお知らせする。また、今後「ジョブカン給与計算」との連携(現在開発中)により、「産後パパ育休」期間中でもスムーズな労務・経理の手続きが可能となる。
出典:厚生労働省「育児・介護休業法 令和3年(2021年)改正内容の解説」
株式会社DONUTS 概要
所在地 :東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー8階
代表者 :代表取締役 西村啓成
設立 :2007年2月5日
事業内容 :クラウドサービス事業、ゲーム事業、動画・ライブ配信事業、医療事業、出版メディア事業
まとめ
政府は男性の育児休業取得率を2025年に30%にすることを目標に掲げているが、2021年度の男性の育児休業取得率とはまだ大きな開きがある。自社でどのように取り組んでいくか、この機会に改めて検討してみては?